もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【医師より】
インフルエンザA型が例年よりも早く流行し始めました。昨年から続いているマイコプラズマ感染症もまた増加しています。
【看護師より】
近年我が国から海外へ出国される方は増加傾向にあります。海外では、日本ではみられないような感染症も流行しているため、ワクチンでの予防が大切になります。入国時に予防接種証明書の提示が求められる国がありますので、予防接種情報についても必ず確認してください。
広島大学病院が渡航外来を開設しています。その他、厚生労働省や外務省のサイトでも感染症情報などを公開していますので、そちらも参考になさってください。裏面に参考サイトを載せています。

▼海外渡航時に接種が推奨されるワクチン▼
黄熱
  蚊によって媒介されるウイルス性の感染症で、致死率は高く、免疫をもたない渡航者などでは、60%以上に達するという報告もあります。
A型肝炎
  A型肝炎は加熱処理されていない食べ物や飲み物から感染する病気で、衛生環境が整備されていない国・地域など、アジア、アフリカ、中南米に広く存在します。
B型肝炎
  B型肝炎ウイルス(HBV)が血液・体液を介して感染して起きる肝臓の病気です。
ポリオ
  ポリオウイルスによって、急性の麻痺が起こる病気です。WHOでは、患者が発生している国に渡航する場合には、以前にポリオの予防接種を受けていても、渡航前に追加の接種をすすめています。
狂犬病
  発病すればほぼ100%が死亡する病気です。動物に引っかかれたり、咬まれたり、傷口をなめられたりすることによって感染します。
日本脳炎
  日本脳炎ウイルスを保有する蚊に刺されることによって起こる重篤な急性脳炎で、死亡率が高く、後遺症を残すことも多い病気です。
髄膜炎菌
  髄膜炎菌は感染者の呼吸中に生じる飛沫や咽頭分泌物を介して感染し、地域での流行をもたらすことがあります。
麻しん風しん
  感染力が非常に強く、ヒトからヒトに感染する急性のウイルス性発疹性感染症です。
破傷風
  破傷風菌は傷口から感染し、菌が産生する毒素が神経に作用して死に至ることもあります。
ダニ媒介脳炎
  主にウイルスを保有するマダニに刺咬されることによって感染する疾患です。
腸チフス
  チフス菌による全身性感染症です。一般に衛生水準の高くない地域で多くみられる感染症です。
  引用:厚生労働省検疫所 FORTH

【受付より】
▼2025年12月2日から保険証はマイナ保険証へ移行します。
ご来院の際は、マイナンバーカードをご持参下さい。
【今月の土曜日午後担当医師】
11月1日、15日、22日 木下医師
11月8日、29日 森医師
渡航を考えられている方へ
我が国から海外に出国する人は最近20年間で急増し、現在年間1800万人前後となっています。かかりつけの方も海外へ幾人も行かれています。海外では我が国ではみられないような感染症の発生や流行があります。
また予防接種の制度も異なります。
下記のサイトをご覧になって、正しい知識を持って海外渡航することが安全で快適な海外生活に繋がります。

☆広島大学病院  渡航外来
https://kansen.hiroshima-u.ac.jp/tokou_top.html
渡航外来で受けられる主なサービス
健康相談・感染症情報提供:渡航先の感染症情報を提供し、渡航の目的や活動内容に合わせた健康管理に関する相談を受けます
予防接種:A型肝炎、B型肝炎、破傷風、狂犬病、日本脳炎などの海外渡航に必要なワクチン接種を行います
予防薬の処方:マラリア予防薬などの処方を行います
健康診断:渡航時健康診断(血液検査、胸部レントゲン検査など)を実施します
証明書発行:英文診断書などの発行に対応します
帰国後の診療:帰国後の体調不良や、渡航に関連する感染症の診療も行います

☆厚生労働省検疫所 FORTH
https://www.forth.go.jp/index.html

海外で健康に過ごすために海外の感染症の最新の流行状況や予防方法などの情報があります。

☆外務省「世界の医療事情」
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/index.html

衛生事情、医療事情、小児定期予防接種一覧など有用な情報があります。

☆日本小児科医会国際委員会オンライン医療相談(メール)
https://www.jpaweb.org/about/organization_chart/international_committee.html

海外在住または在住予定の方の子どもの病気・病態についての相談先です。

☆  当院でも渡航前の予防接種、予防接種証明書(英文)発行(有料)を行っています。(かかりつけの方限定)
ご不明な点がございましたら、お気軽にスタッフにお尋ねください。
  もり小児科(R7.9.作成)