あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。 |
【医師より】
A型インフルエンザ、溶連菌、アデノウイルスなどの感染症が流行していますが、新型コロナウイルスにもまだ注意が必要です。 |
【看護師より】
昨年は秋頃から様々な感染症が流行しましたね。年末年始はお正月の帰省や旅行などで多くの人が各地へ移動しているため、今後も引き続き注意が必要です。そこで今回は、まだまだ気をつけたい感染症をご紹介したいと思います。
インフルエンザ(A型・B型)
潜伏期間: |
1〜2日 |
感染経路: |
飛沫・接触 |
症状: |
急な高熱・頭痛・悪寒・関節痛・筋肉痛・強いだるさ・咳・咽頭痛・鼻汁など |
※今季は嘔吐されるお子さんも多いです。 |
来院の目安: |
発熱後12〜24時間 |
※迅速抗原検査で診断ができます。 |
治療: |
抗インフルエンザウイルス薬 |
※発症から48時間以内に服薬すると、発熱期間が通常より1〜2日短縮し、ウイルス量の排出も減少します。当院では内服と吸入があります。 |
出席停止期間: |
発症した後5日を経過し、かつ解熱した2日(幼児は3日)を経過するまで |
咽頭結膜熱(プール熱)
潜伏期間: |
5〜7日 |
感染経路: |
飛沫・接触 |
症状: |
急な高熱(5日間前後続く)・咽頭痛・結膜炎(目やに・充血)など |
来院の目安: |
発熱後12〜24時間 |
※迅速抗原検査で診断ができますが、現在キットが不足しており検査ができないことがあります。 |
治療: |
症状に応じた治療薬(特効薬はありません) |
出席停止期間: |
主要症状が消失して2日経過するまで |
感染性胃腸炎(ノロウイルスなど)
潜伏期間: |
1〜3日 |
感染経路: |
接触・飛沫・経口 |
症状: |
突然の嘔吐・頻回な水溶性下痢 |
※発熱がみられることもあります。 |
来院の目安: |
嘔吐や下痢が続く場合は早めに来院 |
治療: |
症状に応じた治療薬、経口補水、点滴など |
登校可能時期: |
症状がなくなり通常の食事が食べられるようになってから |
溶連菌(A群β溶血性レンサ球菌)
潜伏期間: |
2〜5日 |
感染経路: |
飛沫・接触 |
症状: |
高熱・咽頭痛・いちご舌・全身性発疹 |
来院の目安: |
上記がみられたら早めに来院 |
治療: |
処方された抗生物質 |
出席停止期間: |
抗生剤を内服開始後24時間経過し、症状が良くなるまで |
効果的な消毒
◇インフルエンザ・溶連菌⇒アルコール
◇咽頭結膜熱・感染性腸炎⇒塩素系
※環境や衣類はハイター・ミルトン消毒
※手指は流水と石鹸でよく洗いましょう
今年は暖冬の為、例年より花粉症のシーズンが早まると言われています。共通の予防対策になる手洗い・うがい・マスクを心がけましょう。 |
【受付より】
1月7日(日)は当番医です。 |
【今月の土曜日午後担当医師】
1月6日20日27日 森
1月13日 木下
1月27日木下 終日不在です。 |