もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【医師より】
新型コロナウイルス感染症以外は、多くはありませんが、手足口病やアデノウイルス感染症などの夏かぜ、嘔吐下痢症などが認められます。
【病児保育室みどりキッズより】
あっという間に春が過ぎ去り、季節は梅雨に移り変わりました。気候の変化はありますが、体調管理に気をつけながら今月も楽しく過ごしていきたいと思います。さて、梅雨の季節は雨が降ってなかなか外に遊びに行くことができず、お部屋の中で遊ぶことが増えてきます。室内でできる遊びの中で「手先の動き」「道具の練習」「目と手の協応」など力を伸ばすことができる遊びを紹介したいと思います!



<移しかえあそび>
・ポンポンボール(100均で買えます)
・容器(おままごとのお皿やおなべなど)
・スプーン
・トング



1.スプーンですくう
 上手持ち(上からにぎる)から下手持ち(下からにぎる)への練習になります。
2.トングでつまむ
 3本指(親指・人差し指・中指)を使う筋肉を刺激する効果があります。つまむからはなす動作から手指の巧緻性を高めることもできます。
移しかえ遊びの様子 移しかえ遊びの様子

この2つの遊びを通して、できた!という達成感や充実感から心が満たされたり、集中力が鍛えられたりします。また色分けをすることで、多い少ないことに気づいたり、この体験から量や数に触れるきっかけにもなったりします。

※ポンポンボールが小さく、口に持っていってしまうと誤飲の可能性があるため、遊ぶ際は必ず保護者の方と一緒に行うようにしてください。
また目を離す際は子どもの手が届かないところに置くようにしてください。

<みどりキッズでの子どもの姿>
移しかえ遊びの様子ポンポンボールを手づかみで移し替える子、お皿からお皿へ移し替えボールがコロコロ転がるのが面白くて大笑いする子、ポンポンボールと同じ色のお皿やおなべに入れる子がしました。また色から連想される食べ物(赤→いちごやリンゴ、黄色→バナナやレモンなど…)を言いながらスプーンですくい食べるフリをし、その遊びの中からごっこ遊びに発展していく子など、さまざまな遊び方をする姿が見られました。集中して30分以上遊ぶ子もいれば、ごっこ遊びに発展した子は1時間以上夢中になって遊んでいました。
【今月の土曜日午後担当医師】
6月18日・25日 森
6月4日・11日 木下


午前・午後ともに診察終了30分前から混み合うことが多いので、早めにご来院ください。