もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【医師より】
3月半ば過ぎから、咳や鼻汁、嘔吐下痢などのかぜが少し増えてきました。新型コロナウイルス感染症の感染対策の継続により、通常のかぜも予防効果はあります。
【看護師より】
顔や体の洗い方について
特に赤ちゃん)の場合どのように洗うのが良いか迷いますよね?赤ちゃんは皮膚が薄いので、ごしごし洗うと皮膚を傷つけてしまいます。
だからといって、お湯で洗うだけでは、皮膚の表面の雑菌や汚れが十分落ちません。どのように洗うのが良いのでしょうか?注意点を挙げますので、参考にしてみて下さい。

1.せっけんはしっかり泡立てましょう
顔や体を洗う際にせっけんは、ホイップクリーム状になるまでしっかり泡立てて、たっぷり使用することが大切です。
泡立て方→軽くお湯にひたした泡立てネットに固形せっけん又は液体せっけんをつけ、ネットをもみながらお湯をかき混ぜてよく泡立てます。
ペットボトルに少量の液体せっけんと水を入れ上下に振っても泡立ちます。この方法はお子さんが楽しんで作る事ができます。

2.素手で洗いましょう
ナイロンのタオル等は使わずに、素手で洗うのがおすすめです。せっけんをつける前に体を濡らしておくと、皮膚がふやけて汚れが落ちやすくなります。また素手で洗うと適度な力で洗う事ができ、皮膚の状態も確認できます。爪を立てずに指の腹を使ってもむように洗いましょう

3.皮膚の重なる部分は伸ばして洗いましょう
首やひじの内側、脇の下、股間等の関節や皮膚の重なっている部分はしわを伸ばしてしっかり洗いましょう。陰部もしっかり広げて洗って下さいね。顔や湿疹のある所もせっけんの泡で洗って大丈夫です。

4.十分に洗い流し、優しく拭きましょう
ぬるめのお湯でよくすすぎ、せっけんの成分が残らないよう十分に洗い流します。洗った後は、タオルで包み込むように拭きましょう。皮膚の重なっている所も広げておさえるようにして、しっかりと水分を拭きとりましょう。
入浴すると皮脂などが洗い流され、皮膚が乾燥しやすくなります。乾燥が気になる場合は、入浴後に保湿剤を塗るとよいです。(5分以内に塗るのが効果的)

※上記のようなスキンケアをしても、皮膚が赤くなる、アトピー性皮膚炎が悪化する場合は、皮膚科で相談してみましょう。
【受付より】
ゴールデンウィークは暦通り休診となります。
【今月の土曜日午後担当医師】
4月3日・17日 森
4月10日・24日 木下
【病時保育室みどりキッズより】
暖かく気持ちの良いぽかぽか陽気になってきました。
3月の病児では4月から小学校に入学する子どもたち、新しいクラスになる子どもたちからたくさん話を聞きました。「ランドセル買ったよ!学校楽しみ!」「お兄さんお姉さんクラスになるんだ〜!」と新しい環境にもワクワクする子どもたちの姿を感じました。