もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【新年のご挨拶】
明けましておめでとうございます。
本年も地域のお子さまの健やかな成長を支えてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。(スタッフ一同)
【今はやっている病気】
こどもたちの間で流行している感染症はありません。しかし新型コロナウイルス感染症は、広島市においてもまだ減少傾向はないので、引き続き感染対策を継続しましょう。
【看護師より】
今月は、母子健康手帳についてのお話です。

現在使用されている母子健康手帳は、1948年に配られた母子手帳が元となっています。当時の母子手帳は戦後の配給手帳としての役割もあったため、全国に配布され定着しました。その後昭和40年に母子健康手帳と改名され現在に至ります。日本ではあるのが当り前の母子健康手帳ですが、実は妊娠中から6歳になるまでの健康に関する重要な情報が一冊に記録できるという世界で初めての画期的な手帳です。予防接種の接種履歴や成長の記録もできます。母子健康手帳の記載により「妊娠・出産と切れ目のない継続性・一貫性のあるケア」を受けられるという点から世界で注目を浴びています。そして現在50か国以上で日本の母子健康手帳をもとにその国に合わせて作成され、使用されています。

そんな世界に誇れる母子健康手帳ですが、後半部分をじっくり読んでみたことはありますか?この後半部分は、全国で共通な箇所と市区町村の判断で独自の制度紹介などができる箇所があります。この部分には、妊娠・出産・子育てについての信頼できる情報が色々と掲載されています。最近はインターネットや雑誌でも手軽に情報は得られますが、その情報が一般的に正しくないものも含まれるので、注意が必要です。その点では母子健康手帳に掲載されている情報は安心できると思いますので、是非活用して下さいね

定期の予防接種が終了すると、母子健康手帳を使用する事は殆どなくなりますが、思いがけず予防接種の履歴が必要になる時があります。例えば高校生になり海外に修学旅行に行く、留学する、医療系の大学に入学する等の時です。また成人した時に大切に育ててもらった事に気づくきっかけになるかもしれませんので、大切に保管しておいてください。   
【受付より】
月が変わりましたら保険証・子ども医療受給者証の提出お願い致します。
また受診するお子さんと一緒に生活していない方が受診に付き添われる場合は、メモ書きを持ってお越し頂く事をお勧めします。受付にお持ち帰り用の予診用紙を置いていますので御活用下さい。
院内の滞在時間を短くする事にもつながりますので、ご協力お願いします。
【今月の土曜日午後担当医師】
1月9日・23日 木下
1月16日・30日 森
【病時保育室みどりキッズより】
輝かしい新春を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。昨年12月は主にクリスマス製作を保育に取り入れました。小さいお子様から小学生のお子様まで思い思いにクリスマス製作をする姿が見られました。小学生のお子様になるとクリスマスのプレゼントの話など様々聞かれました。
令和2年1月〜12月までの1年間の述べ利用数は、新型コロナの影響もあり昨年に比べ減少し1440人でした。今年も質の高い保育と看護を目指して頑張っていきたいと思います。スタッフ一同ご利用をお待ちしています。