もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
3つの密を避ける、マスクの着用および手洗いなどの手指衛生など基本的な感染対策を継続する「新しい生活様式」を受け入れ、感染およびその拡大のリスクを可能な限り低減しつつ、教育活動を継続し、子供の健やな学びを保障していくことが必要です。
【看護師より】
トイレトレーニングを始める時期について
おしっこを失敗した時の事を考えると、夏にトイレトレーニングを始める方が多いと思いますが、トレーニングを始める時期をいつにするか迷う方も多いかもしれませんね。生後間もない子どもは、尿をためる膀胱が小さく反射的に尿が出るため、排泄の回数が多いです。しかし成長すると膀胱の容量が大きくなり、ある程度の尿量をためる事ができるようになります。また大脳も発達する為「尿がたまったよ。出してもいいよ」という指令が大脳から出されるようになります。更に2歳ごろになると「おしっこが出そう」という感覚を脳で感じる事ができるようになります。子どもがトイレで排泄ができるようになるのは、この状態になってからです。したがって、このような準備ができていれば、トイレトレーニングを始める時期がきていると思ってよいでしょう。始める目安を下記の三点でチェックして始めてみて下さい。

1.排泄の間隔があいてきた
 昼寝前に変えたおむつが起きた時に濡れていない等、数時間濡れていない事が確認できる。

2.立って歩く事ができる
 トイレまで立って自分で移動できる。

3.単語や仕草で排尿のサインを出すようになった
 例えば尿意を感じて言葉で訴える、顔つきが変わる、部屋の隅に隠れる、落ち着かなくなる、排泄の前後に同じような行動、態度をする。

おむつ外れの開始はもちろんですが、終了時期には個人差(1歳半から3歳位)があります。焦らずゆっくりと、子どもの不快感や意欲を十分に汲み取って、トイレでの排泄の仕方を教えてみましょう。又トイレが子どもにとって嫌な場所とならないよう次の事にも気をつけましょう。

明るく、清潔な空間にしましょう
嫌な臭いがしないよう、換気をこまめにしましょう
便座を子どものサイズに調整して、座りやすくし排便時に踏ん張りやすいようにしましょう
(子ども用の便座や踏み台を使用する等)

子どもは親の気持ちに敏感ですので、ゆったり構えて下さいね。できた時はしっかり褒めて、一緒に喜びましょう。

(参考文献)
赤ちゃん学で理解する乳児の発達と保育 第1巻
 日本あかちゃん学協会編集
 三池輝久・上野有理・小西行郎著 
【受付より】
8/13〜15はお盆休みです。
7月より午後の一般診療は16時からとなっていますのでご了承ください。(15時〜16時は、集団健診中断による個別健康診査の時間です)
【今月の土曜日午後担当医師】
8月1日・22日 森
8月8日・29日 木下
【病時保育室みどりキッズより】
7月は、七夕の日を楽しみにしながら、飾りを作りました。折り紙の本を見たり、保育士に教えてもらいながら、「天の川」や「きらきら星」を作って笹に飾り付けをしました。短冊には、兄弟の事を想って書かれたものや「○○に乗りたいな〜」他、夢や希望が書き込まれていました。願い事に込める内容を見ながら、子ども達の成長を感じる事が出来ました。来年の笹にはどんな願いが込められるかとても楽しみです。