もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
新型コロナウイルス感染症は、まだ小児の間で流行していませんが、ご自身でできる最大限の感染予防行動を取り、身を守ってください。
【看護師より】
食べる事が好きになるといいですね☆彡
食が細い、好き嫌いが多いと親は心配になりますよね。そんな時に言ってしまいがちな言葉や行動について少し考えてみましょう。

『全部残さず食べなさい!』と言う
食が細い子どもに「全部残さず食べなさい!」と言いがちです。しかし食事の度に言われると子どもにとってプレッシャーになり、食事=不快な事となる事があります。

『これを食べたら○○あげるよ』と褒美をちらつかせる
食べる事を「褒美をもらうための手段」と考えるようになるかもしれず、お勧めできません。

どうすればよいのでしょう?
食べる事を強要せず、ご褒美ではなく食べた時に「すごいね!」と認めてあげましょう。体調や気温、運動量によっても必要な量は変わります。無理に食べさせられる経験が続くと、自分の身体に適した量がわからなくなるとも言われています。間食のお菓子、ジュースの摂り過ぎがなければ、全部食べられなくても大丈夫。出来た所を認めてあげましょう。

子どもに好き嫌いが多いのは何故でしょう?
子どもは食べ物に限らず「新しい物は苦手」という傾向があります。「新奇性恐怖」と呼ばれ2歳〜6歳にピークがやってきます。離乳食をはじめた頃は何でも食べたのに、幼児期に入って食べなくなる事があるのはそのためです。

「新奇性恐怖」は、乗り越えられますか?
乗り越えるために大切な事は、繰り返しの経験です。何度も口にしているうちに食べる事ができる場合が多いです。そして同じ物ばかりでなく色々な食べ物を経験している方が将来偏食になりにくいと言われています。今日食べなくても明日、明日食べなくてもいつかというように気長に構えて諦めずに色々な食材を使いましょう。

食事で大切な事は何でしょうか?
何より大切なのは、誰かとコミュニケーションをとりながら、一緒に楽しく美味しく食べる事です。楽しい食事は快の経験として記憶に残り、食事への意欲につながります。
機嫌よく、元気に過ごしていれば大丈夫!ゆったり構えて、食事を楽しい時間にしましょう。
新型コロナウィルス感染症の流行により、行動制限等ストレスが溜まりがちです。食事をしながら、コミュニケーションをとって楽しい時間にできると良いですね。


※参考文献 
赤ちゃん学で理解する乳児の発達と保育 第1巻

 日本あかちゃん学協会編集
 三池輝久・上野有理・小西行郎著 
【受付より】
ゴールデンウイークは暦通り休診
となります。
【今月の土曜日午後担当医師】
5月2日・16日・30日 木下
5月9日・23日 森

【病時保育室みどりキッズより】
新年度になり、子ども達に「何組さんになったの?」と尋ねると、一つお兄さんお姉さんになった事が嬉しいようで、「○○組!」と誇らしげに教えてくれました。遊びでは、お部屋にやって来た大きなちょうちょう(壁画)に模様をや飾りを付けました。絵の具のスタンプや手形スタンプをペタペタとしたり、マジックで塗ったり、シールや色紙を貼ったりと思い思いの飾り付けをして楽しみました。