もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
年明けから感染症は少なくなっていますが、インフルエンザA型とB型,ウイルス性胃腸炎(ノロウイルス)などが流行している小学校や保育園・幼稚園などがあります。
【看護師より】
昨年11月頃から小学生を中心に水痘での受診が時々みられます。予防接種をしても罹る事があり、その場合は症状が軽く診断が難しい事もあります。しかし、症状が軽くても感染力があるので、注意が必要です。

水痘(みずぼうそう)ってどんな病気?
感染経路
感染した人の咳やくしゃみによって、唾液などの飛沫とともに放出されたウイルスを吸い込むことによって感染します(飛沫感染)。飛沫が乾燥し空気の流れで拡散したものを吸い込んでも感染します(空気感染)。また感染した人の水疱の内容物からも感染します(接触感染)。基本再生産数(患者一人の感染力)は10人程度とされている。

潜伏期間
2週間程度(10〜21日)と言われていますが、多くは感染を受けておおよそ14日で発症します。

症状
通常赤い発疹ではじまり、その後発疹の中央が水疱になり、1週間位でかさぶた状になって治っていきます。急性期には、全身にこれらの発疹が混在するのが特徴で、かゆみを伴います。熱は出ないお子さんもおられますが、初期に38℃前後が2〜3日続きます。一般的には軽症の病気です。
すべての発疹がかさぶたになるまで、保育園や学校には行けません。
(治癒証明が必要です)

合併症
極まれに肺炎、気管支炎、脳炎等発症する事があります。子どもに比べて成人の方が合併症を起こす割合が高く重症化しやすい傾向にあります。
また、白血病等の病気や治療により免疫機能が低下している方が罹ると、生命の危険があります

治療方法
水痘には抗ウイルス剤がありますので、早期には治療可能です。水疱のかゆみに対しては、湿疹用外用薬が使われます。

予防方法
患者との接触をできるだけ避けることが大切です。また予防接種を受ける事が効果的です。平成26年10月から定期接種が開始され、接種対象のお子さんは無料で接種できますので、対象年齢(1歳から3歳)になったら、なるべく早くワクチンを接種しましょう。
【受付より】
【水痘が疑われる発疹が出ている際の受診
受付時にお伝え下さい。水痘の可能性がある場合は、別室をご案内します。
※感染力が強い為、開院前にお待ち頂く事はご遠慮下さい。ご協力お願いいたします。
【今月の予定】
2月9日(日)は当番医です
土曜日午後担当医師
2/1・22・29 森
2/8・15  木下

2月22日(土)は木下休診です(AM河野代診
【病時保育室みどりキッズより】
みどりキッズでは1月にお正月遊びを取り入れてみました。コマを作って回したり、福笑いを皆で楽しんだりしました。コマでは誰が長く回せるか競争したり、福笑いでは目隠しをして、目・鼻・ほっぺた・口と並べて「へんな顔〜」「上手だね」「もう1回〜」と子ども達の声は様々でした。異年齢での遊びでしたが、皆で大笑いして楽しいひと時を過ごす事が出来ました。