もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【新年のご挨拶】
明けましておめでとうございます。
本年も地域のお子さまの健やかな成長を支えてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。(スタッフ一同)
【今はやっている病気】
11月末から始まったインフルエンザA型の流行は12月も持続しています。今年はA型とB型の両方の流行が予想されますので、A型に罹患された方も注意が必要です。
【看護師より】
昨年の8月より子どもの発達課題について紹介してきました。今月は最終章で青年期の発達課題について紹介します。
(今までの発達課題は、もり小児科ホームページからご覧頂けます)

青年期(17〜25歳ごろ)の発達課題
この時期の子ども達にとっては、定位家族からの自立が大きなテーマになります。子ども達が親の庇護から巣立つためには、(1)経済的、(2)精神的、(3)社会的という3側面の自立が必要となります。

(1)の経済的自立をするためには、親への依存状態から脱却し、一定の職業に就き収入を得て、自らの生活費を得るだけではなく、将来家庭を持った時に家族を養っていけるだけの安定的な経済力を持つ必要があります。

(2)の精神的な「自立」とは他者に全く依存しない状態ではありません。誰にも頼らずに一人で生きていこうとすることは自立ではなく、孤立です。他者に全てを委ねてしまう「未熟な依存関係」ではなく、人に頼るところは頼り、自分でできるところは自分で行い、他者からも頼られるという「成熟した依存関係」を形成していけるようになる事が大切です。この「成熟した依存関係」をいかに形成していくかが青年期の課題です。

また(3)の社会的自立とは、社会の中での「自己の位置づけ」を明確にし、社会参加していく事を指します。他者との関係や社会との関わりの中で「自分とはどんな事が好きでどのような感情を持ちやすいか」や「自分らしさ」を認識し、更に「自分はどのような人生を歩みたいか」「どんな仕事をしたいか」等具体的に考えて実践していく事が大切です。

社会の中で自立して自分らしく生きていける人として育てば、親としての役割はひと段落するでしょう。子どもの成長は早く、意外と早く巣立っていきます。その時、親も子離れして、子どもに負けないよう新たな人生目標を立て歩んでいきたいものです。子育て中は自分の事は後回しになりがちですが、少しの時間でも自分の時間を持ち将来に備えておくとよいかもしれませんね。
※参考文献 「臨床家族心理学」秋山邦久著
【受付より】
【14時〜15時に予防接種を予約し、当日風邪症状のある場合】
下記の診察時間にお越し下さい
*AM9:00〜11:30   
*PM3;00〜5:30
※予防接種は前日までの予約が必要です


また上記*印の時間に予防接種と併せて診察(薬の処方等)もご希望の場合は、受付でその旨お伝え頂き、保険証、こども医療費受給者証等の提示をお願いします。
【今月の予定】
土曜日午後担当医師
1月11日・25日 木下
1月18日 森
【病時保育室みどりキッズより】
平成31年1月〜令和元年12月までの1年間の述べ利用数は、2525人でした。今年も質の高い保育や看護をめざして頑張っていきたいと思います。スタッフ一同ご利用をお待ちしています。