もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
インフルエンザは1月末がピークで2月下旬には随分少なくなりました。3月はもっと少なくなっていくことでしょう。今シーズンはA型ウイルスが2種検出されていて2回罹ったお子さんが10人くらいおられました。インフルエンザが減少して咳や鼻水のある普通のカゼが増えてきました。熱だけのカゼもおられます。嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)は多いです。溶連菌性咽頭炎、RSウイルス感染症(乳児がかかると気管支炎が重症化することがある)、水痘、高熱が持続するアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)、百日咳、りんご病はわずかに見られています。おたふくかぜ、年齢の高いお子さんで熱と咳が続くマイコプラズマ感染症、気管支炎になるヒトメタニューモウイルス感染症、麻疹、風疹は見ていません。
【看護師より】
つらい花粉症と付き合う方法って?
現在、日本人の約25%が花粉症だと言われています。花粉症とは植物の花粉が原因となり、くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状を起こす病気です。日本では、花粉症を引き起こす植物が約50〜60種類あると報告されています。一般的なスギ花粉は、2月頃から飛散が始まり4月下旬に飛散が少なくなります。そして、ヒノキ科花粉の飛散が始まり5月末頃まで続きます。子どもの花粉症も年々増えていて、5〜9歳では13.7%、10〜19歳では31.4%と大人の発症率と変わりません。子どもの場合は、くしゃみがあまり出ずに鼻づまりになる傾向のようです。幼児の鼻づまりを見分けるポイントとしては、日頃からよく口を開けていて口呼吸になっていないかを観察してあげましょう。子どもにとっても花粉症の症状はつらいものです。鼻づまりによって睡眠不足なり、日中の活動性や集中が低下することもあります。お子さんに花粉症の症状が見られたら、早めに医師に相談しましょう。しかし花粉症対策でまず大切な事は、日常生活の中でなるべく花粉が体内に入ってこないように工夫して生活する事です。

【セルフケアのポイント】
*花粉の飛散は多い日はなるべく外出を控える
飛散の多い時間帯(午後1時〜3時頃)を避ける事も有効です。 
       
*外出時はメガネやマスクで防備しましょう。
コートもツルツルした素材がおすすめです。

*帰宅後は玄関前で服をよく払い、なるべく室内に花粉を持ち込まないようにしましょう。
また、家のドアや窓は閉めましょう

*外出後は、洗顔やうがいをするなど、体に付いた花粉を洗い流しましょう。

掃除をこまめにしましょう。

これらの工夫で少しでも症状を軽くして、つらい花粉症の季節を乗り切りましょう!
【受付より】
麻疹風疹(MR)II期ワクチンの打ち忘れはありませんか?就学前年度の3/31までが期限です。
母子手帳をご確認ください。
【3月の予定】
土曜日担当医師         
3/2・9・30 森 
3/16・23 木下 
【病時保育室みどりキッズより】
みどりキッズに鬼からの手紙が届きました。子どもたちは「え〜本当に鬼?」と疑っていましたが、鬼を追い払う為の豆を新聞紙を使って作りました。鬼がいつ来るかドキドキしながら待つ子どもたち。いざ鬼が登場するとびっくりして泣いてしまう子どももいましたが、最年長のお兄ちゃんが前に立ち、みんなで「鬼はそと!福はうち!」と大きな声で一生懸命に豆を投げていました。みんなが1年、健康で幸せに過ごせますように…!