もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
インフルエンザは1月中旬から流行期に入りました。ほぼA型のみです。1月末がピークで2月前半はまだ多いでしょう。また、今シーズンA型ウイルスが2種検出されているので、2回罹る可能性があると推測します。寒く乾燥しているので咳や鼻水のある普通のカゼも多いです。咳や鼻水症状が乏しく高熱が出る熱だけのカゼは減っています。嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)は引き続き多いです。溶連菌性咽頭炎も増えています。RSウイルス感染症(乳児がかかると気管支炎が重症化することがある)、水痘、高熱が持続するアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)、年齢の高いお子さんで熱と咳が続くマイコプラズマ感染症、りんご病はわずかに見られています。おたふくかぜ、気管支炎になるヒトメタニューモウイルス感染症、百日咳、麻疹、風疹は見ていません。
【看護師より】
〜あわてないで〜 熱性けいれん! 
熱性けいれんとは、主に乳幼児期に起こる38℃以上の発熱に伴って起こるけいれんです。(脳炎や脱水症、電解質の異常などによるけいれんは除きます。)

一般に、生後6ヶ月から5歳の間で、特に3歳までに始まる事が圧倒的に多く、小学校低学年くらいになると自然に起こらなくなっていきます。熱性けいれんは20〜30人に1人の子どもが1度は経験します。けいれんが起きやすいタイミングは、熱が出始めてから24時間以内で、急激に熱が上がる時に起こります。けいれんはほとんどの場合2〜3分で自然に止まりますし、命に関わりません。熱性けいれんが起きたら、まずそばにいる人が取り乱さない事が大切です。一度深く深呼吸するなどして気持ちを落ち着かせましょう。そして子どもの衣服を緩めて、呼吸がしやすい楽な姿勢にします。吐いた時、のどに詰まらせないように頭や体を横向きにします。けいれん中に舌を噛んで命にかかわる事もありませんので、口の中に布や棒を入れる事は不要ですし、口の中を傷つけることもあるのでやめましょう。顔の表情や眼の動き、手足の動き、持続時間などに注意して見守りましょう。けいれんが5分以上続く時には、すみやかに病院を受診しましょう。熱性けいれんを1回起こした子どもの半分以上はもう起こしません。でも、3割は2回、1割くらいは3回以上起こします。しかし、熱性けいれんの大部分は後遺症を残すこともありません。その為、近年は一般的な熱性けいれんの予防や治療に、けいれん止めの坐薬(ダイアップ)を使わない傾向にあります。けいれん予防薬の使い方や、次の予防接種が可能な時期については医師とよく相談しましょう。
【受付より】
インフルエンザの流行伴って、駐車場が不足し大変ご迷惑をおかけしております。しかし、住宅やマンション前での待機は近隣住民のご迷惑となりますのでお控えください。ご協力宜しくお願いいたします。
【2月の予定】
土曜日担当医師(午後)         
2/9・16 森  2/2・23 木下
【病時保育室みどりキッズより】
インフルエンザ流行期に入り、小学生も多く利用してくれています!初日は緊張している様子の小学生達ですが、2日目になれば新しく来た子ども達に「何歳?」「どこの小学校?」など自分から話しかけたり、3日目にもなれば「明日も来る?」とすっかり打ち解け、新しい友達ができ、仲間となり、賑やかさが絶えないみどりキッズ♪元気になったら少しは勉強もするんよ〜と声かけしても、遊ぶ事に夢中の子ども達です!(笑)