もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【新年のご挨拶】
明けましておめでとうございます。
本年も地域のお子さまの健やかな成長を支えてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。(スタッフ一同)
【今はやっている病気】
インフルエンザは12月下旬から小流行が始まりましたが、お正月休みがあるので、流行は頓挫し、1月中〜下旬から本格的に流行して来るでしょう。寒くなり咳や鼻水のある普通のカゼも多くなっています。また、夏に多かった急に高熱が出る熱だけカゼは、その一部はヘルパンギーナや手足口病ですが、減ってきましたがまだ多いです。嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)も多いです。溶連菌性咽頭炎も増えています。RSウイルス感染症(乳児がかかると気管支炎が重症化することがある)、水痘、高熱が持続するアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)、りんご病はわずかに見られています。おたふくかぜ、年齢の高いお子さんで熱と咳が続くマイコプラズマ感染症、気管支炎になるヒトメタニューモウイルス感染症、百日咳、麻疹、風疹は見ていません。
【看護師より】
子どもの肌に保湿剤は必要? 
私達の皮膚は、下から皮下組織・真皮・表皮からできています。そして、一番上の表皮は厚さが0.2o前後しかありません。その表皮には、皮膚を保護する為の皮脂・天然保湿因子・角質細胞間脂質といったものがあり、体から水分が失われていくのを防いでくれています。皮膚は他にも、外からのほこりやウイルス・細菌・紫外線などを体内に入れないようにしたり、暑さや寒さといった物理的な刺激を感知したり、体温を調節するなど大切な働きをしています。

冬になって空気が乾燥してくると子ども達の肌は粉がふいたように乾燥したり、カサカサになったりしますね。
では、冬の子どものスキンケアで大切な事は何でしょうか?

一番大切なことは、皮膚の表面を守ることです。お風呂上りに化粧水や乳液を塗る女性は多いと思いますが、子どもは20代の女性に比べると皮脂が半分以下しかありません。だからこそ、幼い子どもほど特に冬は保湿剤を塗って保護する事が大切となります。そして、保湿によって肌のバリアー機能を保つことは、アトピー性皮膚炎の悪化防止や皮膚から感化されやすい食物アレルギーの予防にも繋がっていきます。

保湿剤は、肌に乾燥以外のトラブルがなければ市販のワセリンやスキンクリームで構いません。回数は1日2回程度で、特に冬の間はお風呂上りに必ず塗ってあげましょう。塗る量は、ティシュペーパーがくっつく位が理想的です。大人の手のひら2枚分の大きさに塗る時の目安は、チューブでは大人の人差し指の先端から第一関節までの長さです。ローションの場合は一円玉大が目安です。
保湿剤を塗り続けても、かゆみや赤みがある時は皮膚科か小児科を受診しましょう。
【受付より】
車の事故防止のため警備員の指示に従って頂きますようお願いいたします。駐車前のハザード点灯も重ねてお願いいたします。
【1月の予定】
*1月14日(月)の祝日は当番医です
土曜日担当医師
午後:1/5・19 森 
1/12・26 木下
【病時保育室みどりキッズより】
平成30年の1年間の述べ利用数は、2517人でした。今年も質の高い保育や看護をめざして頑張っていきたいと思います。スタッフ一同ご利用をお待ちしています。