もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
咳や鼻水のある普通のカゼが多くなってきました。夏に多かった急に高熱が出る熱だけカゼは、その一部はヘルパンギーナや手足口病ですが、減ってきましたがまだ多いです。インフルエンザは極わずかにありますが流行はしていない状況です。嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)は増えてきています。溶連菌性咽頭炎も増えています。RSウイルス感染症(乳児がかかると気管支炎が重症化することがある)、水痘、高熱が持続するアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱) 、百日咳、りんご病はわずかに見られています。おたふくかぜ、年齢の高いお子さんで熱と咳が続くマイコプラズマ感染症、気管支炎になるヒトメタニューモウイルス感染症、麻疹、風疹は見ていません。
【病児保育室みどりキッズより】
絵本:子どもの心を伸ばす

保護者の方に質問です。
Q1.絵本や物語に親しむ経験はなぜ大切なのでしょう?
Q2.想像力はなぜ大切なのでしょう?

このような質問を受けてなんとお答えになりますか?文字(絵、色など)に関心を持たせるため、聞くこと、集中することの力をつけるため、物語を通して感受性が豊かになり楽しいから、創造力につながりアイデアを思いつき、人の気持ちを考え、思いやりの心が育つ、などいろいろな答えがあると思います。

絵本を読む事によって子どもは本の世界へと入っていき、絵本に描かれた世界で主人公と一体となり想像が働いて様々な体験をします。空を飛ぶ事も、海にもぐる事もお姫様や魔法使いや象にだってなれます。現実では味わえない経験を絵本の世界で楽しむ事ができます。子どもにとって楽しい事は、エネルギーになります。色々な世界に入り込み自由な想像力を羽ばたかせ、好奇心を満足させる事は子どもが健やかに成長するために大切です。絵本を読む事でいろいろな楽しく大切な体験をして、そしてごっこ遊びをして、そこから自分の気持ちを解放していくのです。解放とは、子どもがとてつもなく憧れるものです。絵本に誘発されたごっこ遊びの中で、色々な感情を出す事で、それが遊びとなり楽しいという経験につながり、次はどの絵本を選ぼうかという段階となります。絵本には、子ども側から描かれた絵本や、大人には難しい本、主人公と一体になって様々な体験ができる絵本があります。成長に合わせて絵本を選び、絵本を通して子どもの心の発達に役立ててみたいものです。一緒に絵本を読んで保護者の方も楽しい世界を体験してみて下さい。親と楽しさを共有することで子どもはもっと楽しさを感じます。
【受付より】
*年末年始は、12/30〜1/4までお休みさせていただきます。
*インフルエンザワクチンの不足により、ご迷惑をおかけしております。申し訳けありません。
【12月の予定】
土曜日担当医師
12/8・22 森  
12/1・15・29 木下
【看護師より】
11月は、インフルエンザの予防接種を受けるために、沢山の子ども達が来院されました。
注射前は、泣きべそや緊張した表情がみられますが、注射後は「僕(私)頑張ったよ!」と言わんばかりの誇らしげな表情や、ほっとした表情がたくさん見られました。ドキドキしながらも、頑張った子ども達をしっかり褒めてあげたいですね。