もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
発熱での受診の多くは急に高熱が出る熱だけのいわゆる夏カゼで、その一部はヘルパンギーナや手足口病です。咳や鼻水のある普通のカゼももちろんあります。普段は冬に流行するRSウイルス感染症(乳児がかかると気管支炎が重症化することがある)の小流行が、7月下旬から続いています。8月上旬にインフルエンザをみましたが、下旬には消失しました。嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)は少ないですが続いています。溶連菌性咽頭炎、百日咳、高熱が持続するアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱) はわずかに見られています。水痘、おたふくかぜ、気管支炎になるヒトメタニューモウイルス感染症、年齢の高いお子さんで熱と咳が続くマイコプラズマ感染症、りんご病、麻疹、風疹は見ていません。
【看護師より】
学力も左右する?朝ごはんのお話
朝ごはんは重要な役割を担っています。
栄養が摂取できる事はもちろんですが、それ以外にも体温を上げて代謝を高めたり、体内時計を整える働きもあります。また、便秘の解消にもつながります。私達は寝ている間もエネルギーを使っています。特に脳は寝ている間も働いている為、朝起きた時には脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足しています。朝ごはんを食べる事で脳の働きが活発になり、勉強や運動を頑張れる状態になるのです。文部科学省の「全国学力学習状況調査」でも、「毎日朝ごはんを食べる子どもほど学力が高い傾向がある」と明言しています。
では、朝ごはんで何を食べればいいのでしょうか?

1.脳と体のエネルギー主食(ごはん・パンなど)
体温を上げる働きがあり勉強や運動を頑張るもとになります。

2.体の成長・血液のもと!タンパク質(卵・乳製品・納豆・肉・魚など)
体の成長にタンパク質は欠かせません。

3.体の調子を整える野菜・果物
野菜や果物に含まれるビタミンは体の調子を整えて抵抗力をつける働きがあります。

従って、これらをバランスよく食べる事が大切です。しかし、忙しい朝は朝ごはんの準備も大変ですね!工夫として、そのままでも食べられるもの(納豆・チーズ・きゅうり・トマトなど)、調理が簡単なもの(卵料理・ハム、ソーセージ・おにぎりなど)皮むきが簡単なもの(バナナ・みかん・イチゴなど)を使って、無理なく毎日の朝ごはんを作りましょう。
裏のレシピも参考にしてくださいね。
【受付より】
10/1(月)からインフルエンザの予防接種を開始します。
9/18(火)〜予約開始です。(完全予約制)
1回目 3900円
2回目 3300円(当院での回数)
13才以上(中学生)は1回接種です。
事前に問診表を配布しておりますので受付に声をお掛け下さい。
【9月の予定】
土曜日担当医師
9/1・22 森 9/8・15・29 木下
【病時保育室みどりキッズより】
8月は寒天や水風船・片栗粉・サウンドクラフト等を使って感触遊びを楽しみました。目を丸くしたり、「あ〜♪」と声を出したり、嫌そ〜な顔をしたりと色々な表情が見られました。慣れた頃には、おそるおそる触れていたのが「バシンバシン」とたたいたり、「グニュ〜」としたりと、とても楽しそうでした。