【今はやっている病気】
インフルエンザは1月中旬から急増し、2月上旬にピークになり、以後漸減し、2月末には少なくなりました。3月も少ないながら続くでしょう。2月上旬はB型が多かったですが、下旬にはA型とB型の両方がみられています。インフルエンザが少なくなり、咳や鼻水の普通のカゼと嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)が増えてきました。また、溶連菌性咽頭炎もみられています。他には、高熱が持続するアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)、RSウイルス感染症(乳児がかかると気管支炎が重症化することがある)
、気管支炎になるヒトメタニューモウイルスがわずかに見られます。水痘、おたふくかぜ、年齢の高いお子さんで熱と咳が続くマイコプラズマ感染症、百日咳、りんご病、麻疹、風疹は見ていません。 |
【看護師より】
嘔吐物処理、正しくできていますか??
吐物処理の際に処理を行う人が感染してしまう可能性や感染を広げる媒介者になってしまう危険があります。マスク、エプロン、手袋を適切に使用し、自分が感染したり感染源を体に付着させ広げてしまったりすることがないようにしましょう。吐物処理の際には、できるだけ使い捨てできる物品を使用しましょう
必要物品
ペーパータオルや使い捨ての布、ペットシーツ等 ・使い捨て手袋2組 ・ビニール袋2枚 ・使い捨てマスク ・消毒薬
消毒薬の作成方法
家庭用漂白剤(ハイター等)10ml(ペットボトルキャップ2杯分)+水500mlで0.1%の消毒液が完成!
片づけ方法
吐物は広範囲に飛び散ります。吐物を中心に周辺2mの範囲を外側から吐物に向かって拭く。目に見える吐物を外側から内側に向けて消毒液に浸したペーパータオル等で静かに拭き取り、1枚目のビニール袋に捨てる。この時、1枚目の手袋も捨てます。
注意!同じ拭き取り面を繰り返し使用しない(感染が拡大するため)
拭き掃除は一方向が基本です。
新しい手袋に変え、吐物があった所に消毒薬を浸したペーパータオルを広げて放置(10分程度)
ペーパータオルを回収、破棄した後、床に残った消毒液を拭き取るため水拭きする。
装着していた手袋、マスク、等不潔な部分に触れないよう脱ぎ2枚目のビニール袋に破棄する。
気が付かないうちに手が汚れているかもしれません。吐物処理を終えた後は必ず手を洗いましょう。 |
【受付より】
麻疹風疹(MR)II期ワクチンのうち忘れはないですか?
就学前年度4/1〜3/31までの期限つき定期ワクチンです。他にも、うち忘れのワクチンがないか母子手帳を確認してみてください。麻疹風疹ワクチンは自費になると8600円かかります。 |
【3月の予定】
土曜日午後担当医 3/3・17・31森
3/10・24木下 |
【病時保育室みどりキッズより】
先日、2歳6ケ月の男の子とミニカーで遊んでいる時に消防車を手に取って「火事の時にウーウーってサイレン鳴らして来るんよー」と言うと、その子が真剣な顔をして片手で口をふさぎました。「そうそう、そうやって逃げるんよねー」と、日頃の避難訓練が身についている事に感動した瞬間でした。 |