【新年のご挨拶】
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【今はやっている病気】
11月下旬からインフルエンザのお子さんを診るようになりました。12月には少しずつ増えてきましたが、増加はゆっくりです。A型が多いですがB型もあります。1月はさらに増えるでしょうが、今シーズンは大きな流行にはならないのではと思います。インフルエンザ以上に咳や鼻水の普通のカゼも多いです。また、熱のみのカゼも見られ、一部はヘルパンギーナです。嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)は増えています。また、溶連菌性咽頭炎も増えてきました。それ以外には、高熱が持続するアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)、RSウイルス感染症(乳児がかかると気管支炎が重症化することがある)、年齢の高いお子さんで熱と咳が続くマイコプラズマ感染症、水痘がわずかには見られます。おたふくかぜ、百日咳、りんご病、気管支炎になるヒトメタニューモウイルス、麻疹、風疹は見ていません。 |
【看護師より】
風邪とは・・くしゃみ・鼻水・鼻づまり・のどの痛み・咳・痰などに加え、発熱・頭痛・全身倦怠感・食欲不振などの全身症状(嘔吐や下痢などの胃腸症状)が出現した状態のことを言います。
風邪の原因は80〜90%がウイルス感染であり、そのほか10〜20%が細菌やマイコプラズマ、クラミジアなどの感染によるものです。たくさんの風邪のウイルスが存在するため、風邪に何度もかかってしまうのです。特に集団生活を始めたばかりの子供たちは、いままで風邪のウイルスにさらされていなかったことと、子供たちが様々なウイルスを持ち寄ることで、風邪のウイルスをもらい合い、風邪を繰り返してしまうのです。
(注)ウイルス性の風邪の場合、抗生剤は効果がありません。
ウイルスが原因の風邪の場合には、自分の免疫の力で治りやすくするようにサポートしてあげるのが治療の基本となります。症状を和らげる薬(痰を出しやすくする薬、咳を鎮める薬、熱を下げる薬)を飲むこと、食事や水分を十分にとることで体力の回復を助けます。また、お子さんの場合には、うまく痰が出せずに気管や肺に溜まってしまうこともありますので、水分を多く取ったり、加湿して痰を柔らかくしたり、背中を軽く叩いて咳と一緒に出しやすくしたりといった方法が有効です。
細菌の感染が疑われる場合は、適切に抗生剤を使用することが重要です。抗生剤が処方された場合は、用法と容量、内服日数を必ず守り、飲みきるようにしましょう。自己判断による抗生剤の内服や、中途半端に抗生剤の使用を中止してしまうと、抗生剤の効かない細菌(耐性菌)を作り出し、体に住み着くことがあります。バイ菌が体に悪さをしたときに、抗生剤が効かない状況となってしまいます。本当に抗生剤が必要なときに効かなくなってしまっている事態にならないように、適切に診断を受け、抗生剤を使用しましょう。 |
【受付より】
予防接種の時間に予約させている方で、風邪症状がある方は、一般の診察時間にお越しください。 |
【1月の予定】
土曜日午後担当医
1/6、20 森 1/13、27 木下 |
【病時保育室みどりキッズより】
29年度のご利用総数2452人でした。今年も子供達が来てよかったと言ってくれるよう、質の高い保育を目指して頑張ります。スタッフ一同、御利用お待ちしております。 |