もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
カゼでは、急に高熱が出る熱だけのカゼが一番多く、一部はヘルパンギーナや手足口病です。もちろん咳や鼻水のある普通のカゼもあります。冬にはやる気管支炎になるカゼであるRSウイルス感染症(乳児がかかると気管支炎が重症化することがある)が8月から流行していますが、9月下旬に減少傾向です。嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)はこれから寒くなるにつれて増えて来るでしょう。それ以外には、高熱が持続するアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)、溶連菌性咽頭炎、水痘、年齢の高いお子さんで熱と咳が続くマイコプラズマ感染症がわずかには見られます。おたふくかぜ、百日咳、りんご病、気管支炎になるヒトメタニューモウイルス、麻疹、風疹は見ていません。
【看護師より】
体育の日の由来ってご存知ですか?体育の日は、1964年に開催された東京オリンピックの開会式が行われた日にちだそうです。体育の日の意味するところは?「スポーツを通して健康な心身を作り保つこと」です。

幼児期の遊び(運動とは)
体力・運動能力の向上
幼児期は、「タイミングよく動いたり、力の加減をコントロールしたりするなどの運動を調整する能力」が著しく向上する時期です。この能力は、事故や怪我などを自分の状況判断によって防止する力にもなります。幼児期にこの能力を高めておくことは、児童期以降の運動機能の基礎を形成する上でとても重要です。

社会適応力の発達
幼児は、徐々にたくさんの友達と遊ぶことができるようになります。その中で仲間とのルール・約束事を守り、自分の主張をうまく伝えたり、友達を受け入れたりといったコミュニケーションを取り合いながら、社会性を養うことができるのです。幼児期の子どものアイデアに反応してあげると、「遊び仲間として優れているのだ」と子どもが自信を持ち意欲的になるのだそうです。

認知的能力の発達
幼児期に遊び・運動をするときは、状況を判断から、身体を動かすまで脳の多くの領域を用います。すばやい方向転換に加え、状況判断・予測など行う全身運動は脳の運動制御機能や知的機能の発達に良いとされています。遊びを自分たちで新たに作りだしたり、ルールを状況に応じて変えることは、豊かな創造力を育みます。
【受付より】
10/2〜インフルエンザワクチン接種開始致します。
1回目3900円、2回目3300円
(中学生以上1回)生後6か月〜接種可能です。
ワクチン不足の為、現在大人の方の予約は受け付けておりません。ご了承下さい。
【10月の予定】
土曜日午後の担当医師
10/14・28森、10/21木下
10/6〜7木下休診
10/7(土)午後は、学会の為休診とさせて頂きます
【病時保育室みどりキッズより】
研修でGAPプログラム(子どもがさまざまな暴力から自分を守るための人権教育)を受講しました。「聴く」ことは誰にでもできる心の手当
子供の話を否定せずアドバイスせず一生懸命聴き、「話してくれてありがとう」と伝える事などが大人のできる事で、日常の子供達との会話の中でも取り入れ、しっかりと話に耳を傾けていきたいと思いました。