【今はやっている病気】
カゼ全体が減っています。急に高熱が出て鼻水・咳症状に乏しいいわゆる夏カゼは減りましたが続いています。咳や鼻水のある普通のカゼも同様にあります。小さなお子さんで気管支炎になるヒトメタニューモウイルス感染症、年齢の高いお子さんで熱と咳が続くマイコプラズマ感染症や高熱が持続するアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)は多くありませんがおられます。嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)は減ってきていますがおられます。水痘、おたふくかぜ、溶連菌性咽頭炎、りんご病、百日咳はわずかです。RSウイルス感染症(乳児がかかると気管支炎が重症化することがある)、麻疹、風疹は見ていません。 |
【看護師より】
子どもの誤飲事故予防
実は深刻!〜『口に入るもの』の危険〜
保育園や幼稚園では、遊び食べをさせません。なぜならば、遊び食べをすると、喉に詰まらせる(窒息する)確率が上がるからです。笑っていると途中で大きく息を吸います。そこがとても危険。泣いている時、驚かされた時も急に息を吸いこみます。たとえば、プチトマト、ブドウ、豆類、白玉などさまざまな食べ物、玩具などで子どもの窒息が起きています。ある程度の大きさとかたちがあれば、何でも詰まる可能性がありますが、球形、切口が円、つるんとしているものは特に危険です。詰まったものを確実に取り出せる方法はありません。
特に危険なものを避ける、遊び食べをさせない、子どもがおもちゃなどを口に入れている時には驚かさない(突然叱らない)ことが大切です。
日本でも「飲み込めなくてもはさまってしまう」事例が起きています。典型的なのが、日本小児科学会「傷害速報」の事例47「木製おもちゃの誤嚥による窒息」です。https://www.jpeds.or.jp/modules/injuryalert/
玩具の直径は30ミリ強、2歳0か月ですから、これまでの考えでは「飲み込めない=安全」と判断されかねません。けれどこの写真のように上咽頭部(飲み込み始めの一番上の所)に挟まった状態で息ができなくなり亡くなっているのです。飲み込みそうにない大きさでも詰まる。そして、球形ではない、このような形のものであっても窒息を起こしうるということです。
日本には欧米とは違い玩具の大きさ等、安全基準がありません。我が子の命を守るために、まずご家庭でも玩具の選び方、遊び方等もう一度見直してみて下さい。
しかし、万が一、喉に詰まらせたら、まず右図の方法を参考にして試みて下さい。 |
【8月の予定】
土曜日:8/6 木下、8/20 森
休診:8/12(金)〜15(月)、8/27(土)
8/16(火) 森 |
【病時保育室みどりキッズより】
6月に広島市の病児保育室の交流会で可部にある「まめっこくらぶ」に行ってきました。施設の見学をした後、困っている事など話をしました。子ども達に人気のおもちゃや遊びも教えてもらったので、とり入れていきたいです。 |
【お願い】
近隣のご迷惑になりますので、路上での待機駐車禁止、駐車中はエンジンをお切り下さい。平素より多大なご迷惑をおかけして申し訳ありません。ご協力お願い致します。 |