【今はやっている病気】
急に高熱が出て、鼻水・咳症状に乏しいカゼが多いです。診察で咽頭発赤があり、ヘルパンギーナかそれに近い夏カゼです。ほとんどのお子さんは熱が半日〜1日半で下がります。もちろん咳や鼻水のある普通のカゼももちろんあります。嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)はおられますが、減ってきています。小学生以上で熱と咳が続くマイコプラズマ感染症やりんご病は多くはありませんがおられます。水痘、おたふくかぜ、溶連菌性咽頭炎、高熱が持続するアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)
ヒトメタニューモウイルス感染症(ウイルス性気管支炎)はわずかです。RSウイルス感染症(乳児がかかると気管支炎が重症化することがある)、麻疹、風疹は見ていません。 |
【看護師より】
おたふくかぜ 子どものおたふくかぜは、70%で耳下腺の腫脹や痛みを生じますが、30%は自覚症状に乏しい不顕性感染です。そのため、ひとたび流行が起こると、不顕性感染の子どもも感染源になるため、流行を抑えるのは困難です。また流行がおさまっても、免疫を持たない子どもが蓄積する4〜5年間隔で流行を繰り返します。おたふくかぜは、全身感染症で、難聴や無菌性髄膜炎、脳炎、膵炎などの合併症を引き起こします。おたふくかぜの合併症の一つであり、不顕性感染でも発症する可能性のあるムンプス難聴は、1000人に1人に起こり、多くは片耳のみです。ただ治療法はなく、生涯にわたり日常生活の様々なところで支障をきたします。小さなときに難聴になっても大きくなるまで気付かれないことがほとんどです。また思春期以降、おたふくかぜに罹ると高熱や痛みで入院する事もあり、男の子の25%は精巣炎、女の子の5%は卵巣炎を合併しています。
しかし、ワクチン接種により免疫が獲得できれば、多くはおたふくかぜに罹らず合併症も予防できます。わが国では約30%のお子さんが接種している現状です。ワクチンの副反応としては、耳の下が軽く腫れたり、微熱が出ることがあります。無菌性髄膜炎の報告もありますが、自然に罹った場合と比べてはるかに少なく、後遺症の心配もありません。日本小児科学会では2回接種を推奨しています。(1回目は1歳過ぎたら早期に、2回目は小学校就学前に)まずは1歳からの定期接種ワクチンと一緒に接種する事をお勧めします。おたふくワクチンは任意接種のため、実費負担となります。当院では1回5400円です。 |
【受付より】
月初めは保険証の確認を行います。必ず、持参してください。
また、保険証の変更時は、その都度確認しますので、ご掲示をお願い致します。
工事の為、臨時駐車場等でご協力いただきありがとうございます。9月末まで引き続き、ご迷惑おかけしますが、よろしくお願い致します。 |
【7月の予定】
土曜日:7/2、16、30 森 7/9、23 木下
休診:7/7(木)、8(金) 木下
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【病時保育室みどりキッズより】
6月に子どもの事故予防の研修会があり、保育士看護師全員で出席し勉強してきました。保育園に通い始めた園児が4月〜6月で約90名利用されました。事故予防と日常の取り組みを考えながら、研修会の学びを実践していきたいと思います。 |