【今はやっている病気】
インフルエンザは1月下旬から急増し、小中学生から保育園・幼稚園児に広がり2月中旬がピークになり、2月下旬から減少してきています。7〜8割がB型で2〜3割がA型で、A型が増えてきています。症状に大きな違いはありません。インフルエンザは家庭で治る病気ですので、ゆっくり養生して下さい。今後ゆっくり減少していくでしょう。嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)は少ないながら流行が続いています。今後少し増えるでしょう。咳と鼻水のある普通のカゼはもちろん多いです。熱だけのカゼもみられています。溶連菌性咽頭炎、りんご病がパラパラおられます。おたふくかぜ、水痘、高熱が持続するアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)、RSウイルス感染症(乳児がかかると気管支炎が重症化することがある)、小学生以上で熱と咳が続くマイコプラズマ感染症は多くありませんがおられます。麻疹、風疹は見ていません。 |
【看護師より】
こどものおもらし
一般に4歳までに昼間のおむつがとれ、5〜7歳にはおねしょがなくなります。しかし、おねしょは小学校1年生の15%に認められ、その数は年々減少し15歳には1〜2%になります。様子をみられても良いですし、お泊り行事があるので治したい、お子さんが気にしているなどの場合は病院で相談しても良いでしょう。昼間にも尿のおもらしがある、トイレに頻回に行く、突然トイレに駆け込むなどの症状がある場合は原因として病気がひそんでいる可能性もあるので病院にかかることをお勧めします。おねしょの原因としては、夜はトイレに行かないですむように尿を濃くするホルモン(抗利尿ホルモン)が出ますが、おねしょをするお子さんの中にはこのホルモンの出が十分でないことがあります。また尿をためる膀胱の大きさが小さい場合もあります。膀胱機能の発達の遅れ、眠りが深く膀胱がいっぱいになっても気づかない遺伝的要因なども原因として考えられています。病院では原因となる病気がないか尿検査、腎臓、膀胱の超音波検査で調べます。病状によっては、薬物療法、アラーム(尿が出て濡れると音が鳴る装置)療法を行っていきます。おうちで気をつける事としては、1寝る前に必ずトイレに行く2夕食のあとの水分摂取をひかえる3夕食の塩分を控える4朝失敗していたら、お子さんに片付けを手伝わせる5カレンダーに記録をつけ、おねしょをしない日にはシールを貼り褒める6便秘があれば治す。決して怒ったり、からかったり、罰を与えたりしてはいけません。まず、ご家庭でできる生活習慣を身につけ、それでも困難であれば、一度受診して相談してみてください。
参考のネット紹介
「おねしょねっと」 |
【3月の予定】
土曜日:3/19 木下 3/12、26 森
休診:3/5(土)午後(研修のため) |
【受付】 麻疹風疹(MR)II期ワクチン
就学前年度4/1〜3/31までの期限つき定期ワクチンです。母子手帳を確認しましょう。自費になると8600円かかります。 |
【病時保育室みどりキッズより】
2月になっても寒暖差のある日が続きますね。みどりキッズの利用はインフルエンザBが一番多いです。下は1歳から上は小学生まで幅広く流行しています。小さい子に優しく接する姿もみられ、異年齢での関わりを楽しんでいます。 |