もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
熱だけの夏カゼが多いです。熱はほとんどで1日〜1日半がですが、3〜4日続くこともあります。高熱でも全身状態はよい子が多いです。夏カゼの中で、翌日解熱して四肢に発疹の出るお子さんをおられます。いわゆる手足口病です。発疹は5〜7日で枯れます。咳と鼻水のある普通のカゼももちろんみられています。喘息の子が9月半ばから増えてきています。おたふくかぜ、溶連菌性咽頭炎、水痘、高熱が持続するアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)、RSウイルス感染症(乳児がかかると気管支炎が重症化することがある)や小学生以上で熱と咳が続くマイコプラズマ感染症は多くはありませんが、みられています。嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)は少ないですが、そろそろ増えてくる季節です。麻疹、風疹、りんご病、乳児で熱と咳が続くヒトメタニューモウイルス気管支炎は見ていません。
【院長から一言】
子育て四訓
乳児はしっかり肌を離すな
幼児は肌を離せ、手を離すな
少年は手を離せ、目を離すな
青年は目を離せ、心を離すな
【看護師より】 
流行性角結膜炎

ウイルスによって起こる結膜炎です。症状としては、結膜が充血し目やにや涙がたくさん出ます。発熱はありません。この病気の潜伏期間は約1週間から10日です。最初は片目だけに発症しても、数日中にもう片目に症状が出現することがあります。通常は発症してから1週間に病状のピークがあり、その後徐々に改善します。ウイルス性結膜炎に対しての特効薬はありません。通常は炎症を抑え、細菌による二次感染を防ぐための目薬が処方されます。ただ、感染力が強いため周囲の人に感染を広めないよう注意が必要です。感染させる恐れのある期間は、1〜2週間です。ウイルス性結膜炎は学校感染症に指定されており医師が周囲への感染力がなくなったと判断するまで登校を禁止されています。ウイルスは目をこすった手や目を拭いたハンカチなどから感染することがほとんどです。感染を予防するにはよく手を洗うことが重要です。また目を拭くときはティシュペーパーなどの使い捨てのものを使用する。タオルなどは家族と別のものを使いお風呂は最後に入るようにしましょう。
【受付より】
10/1よりインフルエンザワクチン接種開始
1回目3900円 2回目3300円
(中学生以上1回) 生後6か月から接種可能


今シーズンからA型2系統B型2系統を含む4価ワクチン(以前は3価)になりました。
卵アレルギーのあるお子さんは接種できません。(卵ボーロ1つ程度、摂取できれば接種可能です。ご相談ください。)効果は2回目接種終了2週間後から5,6か月持続します。早い年は12月中旬に流行期に入ります。早めの接種をお奨めします。
【10月の予定】
土曜日:10/3、17、31 木下  10/10、24 森
休診:木下 10/1(木)2(金)
【病時保育室みどりキッズより】
夏の研修でお薬の飲ませ方について勉強してきまた。シロップや練乳と混ぜたりしてもいいようですが、みどりキッズでは、乳児にはスプーンに少量の水をとり、そこへ薬を入れて飲ませています。このやり方で、ほとんどのお子さんは上手に飲めています。飲んだ後には、しっかり褒めてあげることも大事です。