もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
熱だけの夏カゼが多いです。熱はほとんどで1日〜1日半がですが、3〜4日続くこともあります。高熱でも全身状態はよい子が多いです。夏カゼの手足口病、ヘルパンギーナも見られています。今年の手足口病は膝や腕にも発疹が出る子が多いです。ヘルパンギーナは例年咽頭が発赤し口内炎ができ高熱が4〜5日続きますが、今年は咽頭の病変が軽度で熱も1〜2日のお子さんが多いです。咳と鼻水のある普通のカゼももちろんみられています。喘息の子が増えてきています。おたふくかぜや高熱が持続するアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)は流行している保育園があります。溶連菌性咽頭炎、水痘、嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)、RSウイルス感染症(乳児がかかると気管支炎が重症化することがある)小学生以上で熱と咳が続くマイコプラズマ感染症は多くはありませんが、みられています。
【看護師より】 
早寝早起き朝ごはん

子ども達の健やかな成長には『早寝早起き朝ごはん』をはじめ規則正しい生活習慣が大切です。近年子どもの生活習慣の乱れが学習意欲、体力、気力の低下の要因の一つとして指摘されています。幼児期から規則正しい生活習慣に心がけましょう

★睡眠の効果
睡眠には心身の疲労回復と脳や体を成長させる働きがあります。脳には海馬という知識の工場があり、睡眠中に活性化し昼間経験したことを何度も再生して確かめ知識として蓄積します。この海馬の働きを助け子どもの成長に欠かせないメラニンと成長ホルモンは眠っている間に分泌します。寝る時間が遅くなると、脳内物質の分泌に影響してしまうので、午後9時頃には就寝しましょう。

★朝の光の効果
朝の光を浴びると、脳の覚醒を促すホルモンが分泌され、頭がスッキリと目覚め、集中力があがります。また自律神経が副交感神経から交感神経に切り替わり活動に適した体になります。朝の光を浴びて、活動しやすい体をつくりましょう。

★朝食の効果
脳のエネルギー源はブドウ糖です。ブドウ糖の元は炭水化物です。私たちの体は寝ている間もエネルギーを使い、朝にはエネルギーや栄養素が不足します。そのため朝食でブドウ糖など様々な栄養素を補給し、午前中から活動できる状態を作る事が大切です。また朝食でもう一つ大切な事は『よく噛んで食べること』『噛むこと』で脳が覚醒し活発になり、口に食べ物が入り内臓も目覚めます。それが朝の排便習慣にもつながります。
【9月の予定】
土曜日:9/5、19木下、 9/12、26森
休診:9/30(水)〜10/2(金) 木下
【受付より】
月初めの来院時、保険証等の確認を行います。必ずお持ち下さい。変更があれば診察前に受付にお伝え下さい。場合によっては、全額自己負担とさせて頂く事もございます。予めご了承下さい。
二種混合ワクチン(11歳から13歳未満)
8、9月限定で木、土曜日と行っています。
*通常は木曜日限定ワクチンです。
【病時保育室みどりキッズより】
みどりキッズが開設して10年が経過しました。その節目を記念して、みどりキッズ開設10周年記念誌を作成しました。外来に置いていますので一読していただければ幸いです。ホームページの院内便りにも掲載しています。