もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
発熱での受診の約半数は熱だけの夏カゼです。熱は1日〜1日半が多いですが、3〜4日続くお子さんもおられます。高熱でも全身状態はよい子がほとんどです。夏カゼの手足口病、ヘルパンギーナも見られています。今年の手足口病は膝や腕にも発疹が出る子が多いです。ヘルパンギーナは例年咽頭が発赤し口内炎ができ高熱が4〜5日続きますが、今年は咽頭の病変が軽度で熱も1〜2日のお子さんが多いです。咳と鼻水のある普通のカゼももちろんみられています。嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)は多くはないですが、続いています。おたふくかぜや高熱が持続するアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)は流行している保育園があります。溶連菌性咽頭炎、水痘、りんご病は多くはありませんが、みられています。麻疹、風疹、RSウイルス感染症(乳児がかかると気管支炎が重症化することがある)、乳児で熱と咳が続くヒトメタニューモウイルス気管支炎、小学生以上で熱と咳が続くマイコプラズマ感染症、百日咳は見ていません。
【看護師より】 
赤ちゃんの眠り
赤ちゃんの眠りの発達

睡眠が発達していくためには、脳の中にある時計「体内時計」が大事な役割をしています。ヒトの体内時計は24時間より少し長く朝の光を浴びてリセットします。そのリセットの仕組みを「同調」と言い生まれてすぐはこの同調機構が働いていません。体内時計は、「朝・昼は明るく・夜は暗い」という環境を毎日繰り返すなかで、同調機構を獲得し、ホルモン・体温・血圧など体内にある様々な器官のリズムをうまく調節し最適な状態を保ちます。赤ちゃんの体内時計の発達の邪魔をしないよう「朝・昼は明るく・夜は暗い」環境作りが大切です。赤ちゃんは寝ぼけた状態で夜中に泣く事があります。それを起きたと勘違いし、授乳等をして完全に覚醒させる事があります。あまり激しく泣いていないようなら、2、3分様子をみるといつの間にか眠る事もあるので慌てずに。

赤ちゃんが眠る時の環境設定
温度は極端に暑い、寒いなどなければ細かく調節する必要はありません。(室温の目安:夏25〜28度、冬20〜22度)夏は冷房や扇風機の風が直接赤ちゃんにあたらないよう注意する。冬は布団を蹴るようであれば、スリーパー→(チョッキ型の着る毛布、布団)などの使用もよい。赤ちゃんの寝かせる時間帯は20時前後。起床時間も一定にする。就寝前30分〜1時間は過度に体を動かす遊びを控え、抑えた光の中でゆったり過ごす。眠る時は常夜灯を消し、真っ暗の部屋で寝かせる。心配であれば、足元に暗めのライトを設置する。お昼寝は、真っ暗にせず木陰程度の明るさで寝かせてあげてください。
【8月の予定】
土曜日:8/1、29 森  8/8 木下
お盆休み:8/12〜15 休診:8/22(土)午後
【病時保育室みどりキッズより】
フルーツ白玉(4人分)親子でクッキング!!
材料:白玉粉200g+牛乳1カップ(スキムミルクでもOK)、砂糖150g+水1カップ(シロップ用)、フルーツ適宜(食べやすい大きさに切る)
作り方:
1.白玉粉に少しずつ牛乳を加えながらよくこねる。
2.小さな団子に丸めて熱湯で浮き上がってくるまで茹で、水にとって冷やす。
3.水と砂糖を煮立てて冷ましシロップを作る。
4.団子とフルーツをシロップに混ぜる。
混ぜるだけで簡単なのでお子さんと夏休みのクッキングにお勧めです。