もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
インフルエンザは3月下旬にはたまに陽性がおられる程度でほぼなくなりました。咳と鼻水のある普通のカゼが一番多いです。熱だけの夏カゼ、手足口病、ヘルパンギーナは少ないですが見られます。おたふくかぜは流行している保育園があります。嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)や溶連菌性咽頭炎は続いています。水痘や高熱が持続するアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)は少ないですがあります。幼児で熱と咳が続くヒトメタニューモウイルス気管支炎と小学生以上で熱と咳が続くマイコプラズマ感染症が多くはないですがみられています。麻疹、風疹、RSウイルス感染症(乳児がかかると気管支炎が重症化することがある)、百日咳、りんご病は見ていません。
【看護師より】 
花粉症
子どもの花粉症は年々増えており、5〜9歳で13.7%、10〜19歳では31.4%と大人の発症率と変わりません。スギ花粉症は、原因物質の花粉が飛散する時期(1月下旬〜4月)と風邪の流行する時期と重なるため判断が難しい。また幼児は症状を具体的に伝える事ができないため、まわりが注意を払う必要があります。スギ花粉が飛散する時期に、熱、咳がないのに『鼻水』『くしゃみ』が続き『目のかゆみ』を伴う時は花粉症も疑い一度医療機関を受診するのをお勧めします。花粉症は大人同様、子どもでもつらいです。鼻や目のつらい症状が勉強や運動といった活動性を低下させ、日常生活に大きな支障を与えます。花粉症のために、みんなと同様に活発に活動できないのは、子どもにとって悲しい事です。正しい治療で花粉症の症状をしっかり抑える事により、普段と同じ生活ができる事を子どもさんに教えてあげて下さい。もしも花粉症になった場合、子どもは自分自身で対策ができません。家族みんなが気を配り、対処していく事が大切です。

1.テレビなどで花粉飛散情報を
チェックし花粉の多い日は外出を控えましょう。
2.外に出る時は、マスクをつけましょう。 
3.家族が帰宅した時は家の中に花粉を持ち込まないよう玄関で衣服をよく払うことを習慣づけましょう。
4.布団や洗濯ものは室内に干すか、花粉を十分払い落してから室内に取り込みましょう。
5.こまめに掃除をしましょう。(花粉は重いので下の方にたまります。背の低い子どもは家の中でも、舞い上がった花粉を吸い込んでしまいやすいので、床に花粉がたまらないようにしましょう)


家族一人ひとりが協力して、子どもから花粉を遠ざけ、この時期を乗り切っていきましょう。
【4月の予定】
土曜日:4/4、18 木下 4/11、25 森
【病時保育室みどりキッズより】
『ボクねえ〜字を習いよるんよぉ。読んであげようか?』4月から1年生になるS君が紙芝居を持ち、私にそう言いました。『ミッフィーは、あごはんをたべていました・・』「さ」と「ち」「く」と「し」が時々反対になっていましたが、最後まで読んでくれました。かわいいミッフィーの絵を見ながら、幼い時のS君のよだれかけ姿を想い出したひとときでした(^O^)
がんばれ!ピカピカの1年生♪
赤ちゃんから小学一年生
ご入園、ご入学おめでとうございます!!