もり小児科院内便り みどりまちキッズ
新年あけましておめでとうございます。
本年も子どもたちと親御さんたちがいっぱい笑顔になれますように願っています。もり小児科一同
【今はやっている病気】
インフルエンザは11月初めに患者さんが出て、保育園や学校のクラスを中心に増えてきて、12月に流行期に入りました。冬休み明けの1月半ばからさらに広がると思われます。すべてA型です。2〜3日で解熱する子がほとんどです。例年1〜2割はある5〜7日間の熱の子は稀です。咳と鼻水のある普通のカゼがもちろん一番多いです。RSウイルス感染症(乳児がかかると気管支炎が重症化することがある)は減ってきましたがおられます。熱だけの夏カゼ手足口病ヘルパンギーナは少ないですが見られます。嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)は増えてきました。水痘おたふくかぜ溶連菌性咽頭炎は小流行が続いています。高熱が持続するアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)とりんご病はありますが稀です。
麻疹風疹、小学生以上で熱と咳が続くマイコプラズマ感染症百日咳は見ていません。
【木下Drより】 川崎病について
4歳以下の乳幼児に多い病気で、全身の血管に炎症が起こります。とくに心臓に血液をおくる冠動脈に炎症が生じやすいのが特徴です。後遺症が残りにくい良い治療法があります。早期発見と適切な治療が大切です。

何が原因なの?
原因は不明ですが,ウイルスや細菌などがきっかけで生じることが多い。

どんな症状が現れるの?
主な症状:同時に現れるのではなく、出揃うのに2〜5日間かかります。
・発熱通常5日以上
・白目の部分が赤く充血
・発疹
・手足の発赤腫れ
・首リンパ節の腫れ
・赤い唇苺舌

2歳以下の場合にはBCG接種部位が赤くはれるのが初期に認められるのが特徴です。
4歳以上の場合には首の痛みやリンパ節のはれが初期に認められることが多い。
以上の6つの症状のうち5つ以上みられた場合、川崎病と診断します。
【看護師より】
インフルエンザ流行期に、入りました。帰宅時は手洗い、うがいを忘れずに。早寝、早起き、朝ご飯で抵抗力を高めましょう。この時期は、なるべく人込みを避け、マスク着用に心がけてください。特に朝の子どもの体調観察は重要です。普段とおかしいなと感じたら、無理は禁物です!!
【1月の予定】
土曜日:1/10、31 木下、 1/17、24 森
【受付より】
終了間際の受診が非常に込み合っています。午前は10時頃、午後は16時頃が落ち着いています早く来院できる方は、この時間帯をお勧めします。
【病時保育室みどりキッズより】
26年のご利用総数2143人、お断り総数84人でした。今年も質の高い保育や看護をめざし頑張っていきたいと思います。
スタッフ一同、ご利用をお待ちしています。