もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
 急に高い熱が出て咳や鼻水の症状に乏しいお子さんが続いています。咽頭が赤く夏カゼです。一部は咽頭に口内炎がありヘルパンギーナです。熱は過半数で一日程度ですが、ときに3~4日の場合もあります。夏カゼの1つである手足口病はわずかです。咳や鼻水がある普通のカゼももちろんあります。ウイルス性胃腸炎は少なくなりました。水痘と溶連菌性咽頭炎は続いています。RSウイルス感染症(乳児がかかると気管支炎が重症化することがある)がみられます。おたふくかぜ、高熱が持続するアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)、ヒトメタニューモウイルス感染症(ウイルス性気管支炎症状)、 小学生以上で熱と咳が続くマイコプラズマ感染症麻疹、風疹、りんご病、百日咳は見ていません。
【看護師より】 こどもの頭痛
 こどもの頭痛は年少児の頃から始まります。原因は大人同様様々です。中でも、風邪症状による頭痛はよくみられます。痛みが消失せず次第に強まるなどの症状があればMRIなど検査が必要になりますが、実際緊急で検査が必要な頭痛は多くはありません。感冒症状のない頭痛の多くは片頭痛緊張型頭痛で検査で原因となる疾患が見つからない一次性頭痛です。初期対応としては暗くした静かな部屋で休ませてあげましょう。また、頭痛が原因で学校を休みがちな慢性的な頭痛もありますが、鼻・副鼻腔炎や起立性調節障害の頭痛もあるので、それぞれの頭痛を診断し対応していく必要があります。こどもが頭痛を訴えたら、受け止めこどもを安心させてください。こどもの表情や行動、いつどこで頭痛が起きたのか、頭痛の強さ、持続時間などを記録して医療機関で相談されるとよいでしょう。何らかのストレスや緊張が頭痛という症状として現れることもあります。頭痛が長引く場合は、習い事や塾などでこどもが負担を受けていないか、家庭や学校で人間関係のトラブルを抱えていないかを確認し環境調整をする必要があります。こどもの頭痛については、日本頭痛協会のホームページの「知っておきたい学童生徒の頭痛の知識」が参考になります。
 http://www.zutsuu-kyoukai.jp/
【9月の予定】
土曜日:9/6・20 木下、 9/13・27 森
休 診 :9/13(土) 木下
【受付より】
10月1日より水痘ワクチン定期接種開始
対象年齢:1歳から3歳未満
接種方法:3か月以上の間隔をおいて2回接種


*ただし、平成26年度限りの経過処置として3歳から5歳未満のお子さんは1回のみ定期接種可能とする。任意で接種されている方は対象外。1歳から3歳未満のお子さんで任意で1回接種されている方は、定期接種は1回のみ接種です。不明な点がありましたらスタッフにお尋ねください。
【病時保育室みどりキッズより】 
 7/30、31におもちゃインストラクター養成講座に参加してきました。2日間を通して手作りおもちゃを作ったりゲームをして遊びました。子どもの頃に戻ったようにとても楽しく遊ぶ事ができました。持ち帰ったおもちゃをみどりキッズでも披露してみると大喜び!!中でも『かえるさんジャンプ』は幼児さんに人気で上手になるまで繰り返しよく遊んでいます。