もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
 インフルエンザは1月中旬から増えてきています。A型が8~9割、B型が1~2割です。ともに今年は2~3日で解熱する子が多いですが、熱が続くお子さんもおられます。でもインフルエンザですので1週間程度で治ります。嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)は引き続き流行中です。一番多いのは咳や鼻水を伴う普通のカゼです。高熱が1日くらい出る咳や鼻水がないカゼも続いています。水痘は流行中の保育園・幼稚園があります。RSウイルス感染症(乳児がかかると気管支炎が重症化することがある)、高熱が持続するアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)と溶連菌性咽頭炎は少ないですがあります。おたふくかぜは稀です。小学生以上で熱と咳が続くマイコプラズマ感染症、りんご病、麻疹、風疹、百日咳は見ていません。
【看護師より】 しもやけ
 しもやけは、寒さのために血行が悪くなり生じる炎症で、手足など血管が細い四肢末端に発症しやすいです。指に発症した場合は患部が硬く膨れ上がる場合もあります。患部を暖めると疼痛や痒みが強く感じる事があります。

病因として
 体質や遺伝もありますが、しもやけになる大きな要因は一日の気温差と、皮膚表面の温度だといわれています。総じて気温が5℃前後で昼夜の気温差が大きい時期になりやすいです。

予防法
 手足が冷えすぎないように、外出する時や、家の中でも朝や夜の冷える時などは、暖かい靴下、手袋などでしっかり防寒することです。 食事では、ビタミンÈを多く含む食品、胚芽米や卵黄、焼きのり、魚介類(いか、えび、鯛など)かぼちゃなどをきちんと食べる事です。
また、昔からよく行われる予防法に、入浴の際にふたつの洗面器に冷水と温水を入れておき、10~20秒ずつ交互に手や足をつける方法を5,6回繰り返すというのがあります。血管を広げたり狭めたりすることで自律神経を鍛え体質改善にもつながります。さらに入浴後などに血液の循環をよくする作用のあるヒルドイドソフト軟膏などを手や足に塗り、軽くマッサージする事もお奨めです。
【受付より】 
 診療終了間際の受診が混雑しています。待ち時間も長くなりご迷惑をおかけしています。アイチケット等確認のうえ、待ち時間の少ない時間(午前10時~11時、午後4時~5時)の受診をお奨めします。なお、オンライン受付をされて、順番が過ぎ30分経過しても来院されていない場合はキャンセル扱いとなりますのでご注意ください。
 検査等ご希望される方は、診療終了1時間前にはお越しください。
 インフルエンザ流行期に入りました。来院時はマスクの着用をお願いします。
【2月の予定】
 土曜日:2/1、2/15   森
       2/8、2/22   木下 
【病時保育室みどりキッズより】 
安心できる場所
 いつも誰かがそばにいて、要求を満たしてくれる。安心感が満たされるとどうなるの?信頼関係が芽生え愛されていると実感します。これからも密な関係づくりで安心できる場所を心がけていきます。