もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
 咳や鼻水がなく急に熱が出る夏カゼが6月から多かったですが、お盆明けから減少してきました。熱が高い割には活気があることが多く、熱は1〜2日くらいで下がります。夏カゼの1つである手足口病も減ってきました。RSウイルス感染症(乳児がかかると気管支炎が重症化することがある)が8月から増加しています。流行している保育園があります。1歳まで2/3、2歳までにほとんどの子どもが1回はかかる病気です。高熱が持続するアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)も小流行中です。水痘、溶連菌性咽頭炎は少しです。小学生以上で熱と咳が続くマイコプラズマ感染症、おたふくかぜ、りんご病、麻疹、風疹は見ていません。
【看護師より】 子どもの歯磨き
 歯磨きは歯が生える生後6か月ごろから始めます。しかし、嫌がって1歳を過ぎても歯磨き習慣がなかなか定着しないケースをよく見かけます。
 最初は、ガーゼで磨き、慣れてきたら歯ブラシを使い始めて下さい。まずは、歯ブラシの感触に慣れることが大切です。親による仕上げ磨きにはいくつかポイントがあります。1.歯肉が痛くない程度の軽い力で2.口の中がよく見えて安定して磨けるよう、親の膝の上に頭を載せて寝かせ磨きをする。幼児期後半では子どもを立たせたまま後ろから子どもの顎を左手で支え、顔を少し上向きにして磨くようにする。3.テレビやDVDの歯磨きの歌を歌いながら楽しく4.虫歯になりやすい所を丁寧に磨く。これらの4つです。虫歯になりやすい場所は、1、2歳は上の前4本の乳切歯、3歳からは上下の奥2本の乳臼歯の噛み合わせ面の溝、4歳すぎからは乳臼歯の間、6歳ごろからは第2乳臼歯の後ろに生える永久歯の噛み合わせの溝です。年齢に合わせて重点的に磨く場所を変えてください。上の乳切歯は唇をめくってひだ(上唇小帯)を傷つけず優しく磨いてください。
 家庭でできる虫歯予防としては、規則正しい間食習慣により虫歯菌の増殖を抑制するシュガーコントロール、そしてフッ素(フッ化物)による歯質強化があります。2歳児までの多くは、ブクブクうがいや吐き出しが難しいため、低濃度のフッ化物スプレーをお奨めします。さらに歯科医院にて定期健診でフッ化物の塗布や虫歯予防指導を受けることもお奨めします。              
【お知らせ】
改装工事を11月中旬まで行う予定です。騒音等ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。
なお、医院の診療は通常通り行います。
【9月の予定】
土曜日午後:9/7、9/21  木下
      9/14      森
休診:9/14(土)木下、9/21(土)森
    9/29(土) 午後休診します。
【病時保育室みどりキッズより】
 全国病児保育研究大会in山口に参加して来ました。「タッチケア」のセミナーでは、肌と肌の触れ合いの大切さを学びました。赤ちゃんの肌は本当にきもち良いですね。お風呂あがりや、おむつ替えの時、いつもよりほんの少し長くほっぺや、おなか、手足に触れてみてください。お子さんだけでなく、お母さんもきっと、気持ちの良い時間になると思います。