【今はやっている病気】
咳や鼻水がなく急に熱の出るお子さんが多いです。高熱の割には活気があることが多く、熱は1〜2日くらいで下がります。多くのお子さんは咽頭が赤く夏カゼです。夏カゼの1つである手足口病も増えています。今年は水痘のような発疹が出るお子さんもいます。咽喉に口内炎ができる夏カゼのヘルパンギーナはわずかです。高熱が持続するアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)は5月下旬から多かったですが、6月下旬から減少傾向です。水痘、溶連菌性咽頭炎は少しあります。小学生以上で熱と咳が続くマイコプラズマ感染症、RSウイルス感染症(乳児がかかると気管支炎が重症化することがある)、おたふくかぜ、りんご病、麻疹、風疹は見ていません。 |
【看護師より】
熱中症って何?熱中症になったら?
熱中症とは、暑い環境の中で起こる様々な障害のことです。熱中症は気温だけでなく、湿度にも関係します。同じ気温でも湿度が高いと汗が出にくいため熱中症を起こす可能性が高くなります。
特に、赤ちゃんは、体温調節が未熟なため、体温が急激に上昇し、脱水状態になりやすいです。
症状としては、めまい、失神、顔面蒼白、吐き気、頭痛、倦怠感などです。涼しい場所で衣類をゆるめて寝かせ(足を高くする)水分補給してください。重症になると、汗をかかず、体温は上昇、反応が鈍く、意識がなくなります。最悪の場合は死に至るため、救急車を呼び、一刻も早く医療機関を受診してください。救急車を待つ間、首、腋の下、足のつけねを冷やして下さい。
熱中症を予防するために
●水分を十分に取ること
汗をかくと、水分と塩分が失われます。塩分、糖分を含んだスポーツドリンクもプラスして水分補給して下さい。赤ちゃんの場合は、お茶やイオン水をこまめにあげてください。
●風通しのいい服装
●帽子を着用
●体調が悪いときは休むこと
体温の調節は自律神経が行うので、疲れていると機能が低下します。風邪以外にも寝不足や疲労がたまっている場合は、無理に運動はしないこと。 |
【子宮頸癌ワクチンについて】
持続的な痛みを訴える重篤な副反応が多く報告されており、現在、子宮頸がんワクチンの接種を積極的には勧めていません。接種に当たっては、有効性とリスクを理解した上で受けて下さい。詳しくは厚生労働省ホームページをご覧ください。 |
【7月の予定】
土曜日の午後:7/6、7/27 森
7/13、7/20 木下
休診: 7/4(木)、7/11(木)⇒ 木下
7/12(金)、7/27(土)⇒ 木下
7/ 13(土)⇒ 森
予防接種(14時〜15時):7/11(木)休診
*7月21日(日)は休日当番医です。 |
【病時保育室みどりキッズより】
先月、日本保育園保健協議会の研修会に出席しました。実践報告で子供の体力運動能力が低下傾向にあるそうで、体を使った楽しい遊びの実践(鬼ごっこ、転がしドッチ、リズム遊び、散歩、更に体育用具、固定遊具を使った遊び)で子供の体力向上につながったとの報告がありました。テレビやゲームは時間を決めて、家でできる遊びを工夫してもらったら如何でしょうか。 |
【受付より】
最近、診療終了間際の受診が特に混雑しています。待ち時間も長くなりご迷惑をおかけしています。アイチケット等確認のうえ、待ち時間の少ない時間(午前10時〜11時、午後4時〜5時)の受診をおすすめします。
当日、病児保育を希望される方は、診察の前に、受付に申し出て下さい。利用は受付け順になります。ご了承ください。
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