もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【新年のご挨拶】
<森医師より>
 新年明けましておめでとうございます。今年も子どもたちが健やかに育っていくことを願っています。昨春から医師2人で診療をしています。2人で補いながら、スタッフと共に地域の良質な小児科医診療所にしていきたいと考えています。
<木下医師より>
 医師2人体制になって、これまでよりも診療時間を少し長めに取れる様になりました。もし、ゆっくり相談したいことがある場合には2人で診療している時間帯を選んで来て下さいね。
【今はやっている病気】
 寒さが増して咳と鼻水を伴う普通のカゼが増えています。RSウイルス感染症(乳児がかかると気管支炎が重症化することがある)はさほど増えず、やや減っています。小学生以上で熱と咳が続くマイコプラズマ感染症も減っています。夏から続いている熱のみ1〜2日のカゼは随分減りましたが、まだ見られています。インフルエンザは12月末にA型が1人陽性だっただけです。今シーズンの流行が遅れるでしょう。ピークは1月末〜2月中旬と思います。嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)は12月多かったです。嘔吐数時間、下痢2〜4日、発熱はわずかで症状は一般的に軽い印象ですが、家族全員罹るケースも珍しくありませんでした。検査ではノロが出ています。大半はノロと考えられますが、11月と12月又は12月上旬と下旬に嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)に罹ったお子さんも多数おられましたので、原因ウイルスはノロだけではないでしょう。水痘は小流行しています。溶連菌咽頭炎や高熱が持続するアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)、おたふくかぜ、りんご病はわずかです。麻疹、風疹は見ていません。
【広島市の乳幼児医療費について:その2】
 現在は、初診のみ500円で、再診は無料です。広島市は再診500円(4回まで)へ変更を考えています。広島県の多くの市町は有料だからとの理由です。しかし、廿日市市や府中町、熊野町は初診から無料です。この3市町に広島市を加えると広島県の小児人口の半数を越えますので、広島市の理由は不適切です。
 広島県小児医会や広島市小児科医会は、広島市の乳幼児医療費助成の現状維持の署名活動を開始しました。当院も参加しています。是非ご協力下さい。
【看護師より】
 今年も子ども達が健康で健やかに過ごせるよう、また親御さんにも楽しく育児できるようにお手伝いをさせていただこうと思います。また、子どものがんばる力を応援し、なるべく注射や処置に協力してもらえるように声かけや説明にも心がけていきたいと思っております。子どもさんの事や育児、その他何か気になる事がありましたら、お気軽に声をかけてくださいね。
【受付より】
 あけましておめでとうございます。予防接種のスケジュールやその他子供さんの事に関して質問などありましたらお気軽に声をかけて下さいね。
【病時保育室みどりキッズより】 
 みどりキッズご利用ありがとうございました。昨年度総利用数1591名、キャンセル数663名。間満室お断り数79名でした。今年もより質の高い保育・看護を目指したいと思います。ご利用お待ちしております。