もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
 夏カゼであるヘルパンギーナが増えてきています。例年は熱が3~5日ですが、今年は1~2日で下がり、口内炎もひどくなく症状が軽い印象です。もう1つの夏カゼの手足口病はわずかです。熱だけの咳や鼻水がなく発熱だけで夏カゼと推測されるお子さんも多いです。熱は1日程度です。嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)は減りましたが、まだ続いています。咳や鼻水がある普通感冒もありますが、暑くなって減少傾向です。溶連菌による咽頭炎がパラパラ見られています。高熱が持続するアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)や水痘は少しです。マイコプラズマ感染症や百日咳と思われるお子さんがわずかにおられます。おたふくかぜ、りんご病、麻疹、風疹は見ていません。
【看護師より】 気持ちいい排便習慣のお話
 赤ちゃんの頃から便秘、少し大きくなったけどうんちが硬かったり、出にくかったり・・・。排便は自然の摂理ですが、ここ最近では生活リズムや食生活の変化等から、排便に関する相談や受診が増えてきているように思います。
 赤ちゃんの頃は自分で排便のコントロールはできません。母乳・水分不足、腸の発達の未熟等から便秘になる事はよくあります。この頃は1日平均して2~5回ぐらい出ます。おっぱいやミルクを飲むと反射的に腸が動くのでその度に出る子もいます。対策としては、おっぱいやミルクは定期的に時間を決めてあげる。夜は決まった時間に寝かせる。離乳食はお野菜、イモ類、海藻類もあげる。4~5日出ず、お腹が張ったり、しんどそうなら受診して下さい。
 乳幼児期に入ると、自分で便が出た事を伝える事ができるようになります。この時期にできるだけ排便習慣を身につけておく事は大切です。子どもがうんちに対して前向きにとらえる事が大事です。対策としては、朝ごはんをきちんと食べる、朝コップ一杯の水を飲む、出したくなくてもトイレに座らせてうんちタイムを設けましょう。気持ちよく快適に過ごせるように排便について意識し、習慣化していきましょう。
【土曜日午後の診療担当医】 
土曜日午後:7/7・21 森
        7/14・28 木下 
7/6(金)7(土)森のみ(木下学会)
7/21(土)森のみ(木下講習会)
7/28(土)木下のみ(森学会) 
【受付より】 診察券ができました!
 診察券が新しくなりました。みどり色に、木とどんぐりのイラスト(看護師が書きました(^_^))が入りました。また、裏面の診察時間と内容が若干変更になっております。受診の際に交換しています。
【院長の一言】 生きる力
 自分で考え行動する力と周りの人々と共生する力。子ども達に身につけさせたいですね。
【病時保育室みどりキッズより】 
 「ねぇ、新しい先生だったでしょ。」「うん」
「注射する所も新しかったでしょ。」「うん」久しぶりにみどりキッズに来た2人(初対面)の会話でした。古い病院だったのに新しくなった!と教えてくれました。子どもなりに病院の風景やスタッフを観察しているのでしょうね!