もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【新年のご挨拶】
 明けましておめでとうございます。
 子どもを見ると幸せを感じます。生まれたての赤ちゃん、1歳前の人見知りで泣く子、おしゃべりの3歳児、入学を嬉しそうに話す一年生、無口な中学生・・・、どの子どもたちも私たちに幸せを分けてくれます。ありがたい仕事をさせてもらっていると感じています。研修や学習を継続して、今年も良質な医療と看護を提供していきたいと考えています。
【今はやっている病気】
 気温が下がり乾燥した季節になりましたので、鼻水や咳のある普通のカゼが多いです。夏から続いている熱だけのカゼは11月まで多かったのですが、12月下旬にはかなり少なくなりました。嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)は12月中旬から増えています。このまま続くでしょう。乳児がかかると気管支炎が重症化することがあるRSウイルスは、11月から続いていますが、12月下旬から少なくなっています。小学生以上で熱が続き、咳がひどくなるマイコプラズマと思われる患者さんは続いています。水痘は流行中の保育園や幼稚園があります。溶連菌感染症は12月多かったです。おたふくかぜは12月に小学生で数人診察しました。りんご病アデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)やりんご病は極くわずかです。麻疹、風疹は見ていません。
 インフルエンザは12月に毎日2〜3人ずつ診断しました。すべてA型です。広島市衛生研究所の検査ではすべてA香港型です。例年熱が5〜7日続くお子さんがおられますが、今シーズンは熱が2〜3日くらいです。流行のピークは1月下旬から2月になるでしょう。
【看護師より】
 昨年度もたくさんの子供達と接してきましたが、子供の笑顔が見れる事が一番の喜びです。また、親御さんも働かれている方が多く、日々子育てと仕事、家事にと大変だと思います。地域の小児科として、少しでも患者さんのお役に立てるように、何か困った事や心配な事などあれば、いつでも声をかけて下さいね。
 今年もみなさんの健康と子供達が元気になっていく姿と笑顔が見れるように、お手伝いしていきたいと思います。今年もよろしくお願いします。
【受付より】
 受付のアルバイトとして迫越が12月より働いております。不慣れな点もあると思いますが、よろしくお願いします。今年も何かお困りの事がありましたら、気軽に声を掛けて下さい。
【病時保育室みどりキッズより】 
 23年度のご利用件数1721名。お断り164名、キャンセル575名でした。たくさんのご利用ありがとうございました。今年もより良い保育・看護を目標にスタッフ一同がんばりたいと思います。
【予防接種のスケジュールについて】 
 生後2ヶ月を過ぎたら、ヒブ・肺炎球菌のワクチンがあります。予防接種のスケジュール表は、当院のホームページに掲載しています。たくさんあって分かりにくいので接種が済むごとに次の接種の案内をいたします。また、ワクチンは無料期間が変更になったりする事があるので、わからなければ声を掛けて下さい。