もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
 夏前から、急に発熱する夏カゼが多く、続いています。39度くらいの発熱をしますが、咳や鼻水と云うカゼ症状はほとんどありません。熱は多くが半日〜1日で下がります。その後、四肢に手足口病の発疹が出る場合があります。発疹は4〜7日で自然に枯れます。流行中の夏カゼは3〜4種あるようで、2〜3回続けて罹ることがあります。中には発熱が3〜4日続く子もおられます。幼児で熱が5〜6日続くウイルス性気管支炎が少ないながらあります。小・中学生では同じような症状でマイコプラズマ感染症がみられています。嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)も多くはありませんが続いています。りんご病や水痘もあります。溶連菌感染症、おたふくかぜ、アデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)はわずかです。麻疹、風疹は見ていません。
【看護師より】 あせも(汗疹)について
 あせもは、アカや汗に含まれる塩分が結晶になって汗の出口を塞いで、汗腺に炎症が起こったものをいいます。子供と大人の汗腺の数はほぼ一緒なので、子供は感染の密度が高く、汗も多いのであせもになりやすいのです。比較的、額、首、胸、背中等にできやすいです。
 あせもの予防としては、お風呂でよく汗を流す事が大切です。昼間に汗をいっぱいかいた時にはシャワーをあびましょう。また、汗をかきっぱなしにせず、汗を吸いやすい綿の肌着を着せたり、汗をかいたらこまめに着替える事が大切です。暑いからといって裸でいるとかえってあせもができやすくなったりします。その他、クーラーは冷やし過ぎない程度に、扇風機は遠くから微風で使用しましょう。ベビーパウダーは汗を吸収して気持ちがいいですが、しっかり拭かずに使うと汗腺をつまらせて悪化させるので注意しましょう。
 ひどくなったら塗り薬もありますので受診して下さい。人間は汗をかく事で体温調節をしています。快適な環境に置きすぎてもかえって汗腺の発達がそこなわれますので、赤ちゃん時代にたっぷり汗をかく経験は必要です。汗をたくさんかいたら、水分補給も忘れないようにしましょう。
【自宅で作れる簡単経口補液】
 砂糖40g、食塩3gを湯冷まし1L(1000ml)で溶かす。グレープフルーツやレモン汁を入れると飲みやすくなります。夏の脱水予防や熱中症の予防に作っておくと便利です。
【受付より】 お盆休みについて
 8月15日(月)〜20日(土)までお盆休みを頂きます。内装工事を予定しています。

8月11日(木)は予防接種の時間が都合により、ありません。また、ワクチンの予約も多い為、予防接種時間にご希望の方は、早めにご予約される事をおすすめします。
☆長らくお待たせしていた子宮頸癌ワクチンにつきましては、予約を開始しております。追加の接種も忘れないようにしましょう。
【病時保育室みどりキッズより】 
 先日、同じ保育園で同じクラスのAちゃんとBちゃんがご利用になられました。二人はよく遊び、たまに喧嘩をしたりもしていました。最後に帰る時は、「また明日保育園で会おうね!」と言ってバイバイしていました。違う環境でも仲良く遊ぶ姿を見て微笑ましく感じました。