もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
 インフルエンザはまったく見なくなりました。嘔吐下痢症は少ないながら続いています。5月以降、夏カゼのお子さんが多いです。急に39度程度の発熱があります。咳や鼻水と云ったカゼ症状はありません。熱は多くが半〜1日で下がります。その後四肢に手足口病の発疹が出る場合があります。発疹は4〜7日で自然に枯れます。マイコプラズマ感染症は小・中学生にみられています。りんご病や水痘は多くはありませんが続いています。溶連菌感染症、おたふくかぜ、アデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)はわずかです。百日咳を疑うお子さんがおられました。麻疹、風疹は見ていません。
【看護師より】 子育てにおける不安・悩み
 今の時代、情報がたくさんあふれています。そして物もすぐに手に入る時代です。なので、人の助けを借りなくても生活ができる事は確かです。
 当院では、乳児健診の際に事故防止や子供の成長発達のアドバイスの他、お母さん方の不安や悩み等聞くように心がけています。感じるのはやはり悩みはみんな同じだという事です。「このままの子育てでいいのだろうか?」「この先不安、テレビを見ても辛いニュースばかり…」等、みなさん不安を抱えながら子育てをしているのだなぁと感じています。今回は少しでも解消できる方法を考えてみました。

1.1人で悩みを抱えない事!…
 同じような年代の人や信頼できる人、子育ての先輩に相談する

2.たまにテレビやパソコンを切って情報を遮断してみる…
 情報が多い時代何が大切か、自分の感覚を取り戻しましょう

3.10分でもいいのでゆっくりした時間を持つ…
少しの時間でも子供から離れる事で見えてくる物もあるでしょう

4.うちの子は〇〇ではないけど、〇〇しなければならないと思わない事…
 子供は日々成長発達します。他の子と比べず成長を見守りましょう

5.旦那さんに協力してもらう工夫…
 「〇〇しといて!」等命令されるとやる気もなくなるものです。「〇〇してくれたら嬉しいな」ありがとうや助かった事を伝えて協力してもらいましょう

 100%の子育てはありません。60%でもいいのです。心を楽に持って子育てを楽しんでいくお手伝いをしていき、お母さん方の応援をこれからもしていこうと思います。
【受付より】 子宮頸癌のワクチンについて
 ワクチンの不足にて高校2年生に限定していましたが、7月より中学1年〜高校1年生も予約を受け付けています。 
【お薬の保管について】
 小児の薬は甘くする為に、シロップがコーティングしてありますので、暑さと湿気でお薬が固まってしまった事例がありました。涼しい日光の当たらない所に保管しましょう。
【病時保育室みどりキッズより】 
 広島で行われた保育交流会に参加しました。今回は畑川病児保育室での開催で、施設見学やグループに分かれて各保育室の資料の基に話し合いをし、有意義な時間を過ごせました。各保育室のいい所を取り入れながら、みどりキッズで良かったと思われるようにがんばっていきたいです。