【今はやっている病気】
インフルエンザが1月の中旬から増えました。1日10〜15人陽性です。ほとんどA型(1月B型1人)です。まだ一部のクラスのみの流行で、2月上旬がピークと思われます。熱は5〜6日続いたお子さんが2〜3人おられましたが、多くは2〜3日で解熱しています。1度解熱して再び1〜2日発熱がある子も1〜2割おられます。1日目はしんどそうですが、その後は全身状態のよい子がほとんどです。
普通のカゼがインフルエンザ以上に多いです。高熱=インフルエンザではありません。乳児がかかると重症化することのあるRSウイルス気管支炎は小流行中です。嘔吐下痢症 (ウイルス性胃腸炎)は減少しましたが、続いています。溶連菌感染症は多くはないですが、流行しています。水痘、アデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)、マイコプラズマ気管支炎、りんご病はわずかです。麻疹、風疹、おたふくかぜ、百日咳は見ていません。
<インフルエンザの迅速検査>
陰性の場合の精度は80〜90%です。AとかBとか陽性に場合の精度は99%です。迅速検査の信頼性は100%ではありません。知っておいて下さい。
当院では、高熱があり、しんどく、咳・鼻水のある診察上インフルエンザ様症状の場合に検査をしたら90%陽性になります。逆の場合での検査は10%くらい陽性です。 |
【看護師より】 インフルエンザについて
今年もインフルエンザの流行の季節がやってきました。ご家庭でできるケアについては、
1. |
安静:子供はじっとしていませんので、一日中布団の中にいる必要はありませんが、くつろいだ状態で家にいるようにしましょう。 |
2. |
水分をこまめに与える。 |
3. |
高熱が続く時は解熱剤を使い体力の消耗を防ぐ。 |
4. |
消化の良い食べ物(うどん、おかゆ等)を少しずつ与える。 |
5. |
お部屋の加湿をし気管支を潤わせてあげる。 |
6. |
マスクは冷たい空気や埃から喉を守る効果があり、他の人に移さない為にも効果があります。
小さい子は難しいかもしれませんが、咳エチケットとしてもマスクを着用しましょう。 |
7. |
タミフル等、内服薬の内服:インフルエンザは薬で治るというよりは、時間がお薬です。 |
兄弟間、家族でうつる確率は隔離していて2〜3割、濃厚接触で8割ぐらいです。また、治癒証明ですが、幼稚園・学校は熱が下がって2日、保育園は3日です。 |
【受付より】 保険証についてお願い
保険証が変更になった際は受診時に、必ず受付にお申し出下さい。なお、月初めには必ず持参されるようお願いいたします。 |
【ワクチンの予約状況】
ヒブ・肺炎球菌・子宮頸ガンのワクチンの無料化に伴い、予防接種の時間内(2時〜3時)での予約が混み合っています。予定が分かれば、早目のご予約をお勧めします。当日来られなかった場合、キャンセル扱いとなり、予約を取り直していただくようになりますのでご了承下さい。 |
【病時保育室みどりキッズより】
赤ちゃんをあやしたり、子ども達が唄ったり、保育室ではよく歌声が聞かれます。先日は発表会での歌「おさるのかごや」を女の子が上手に歌ってくれました。昔ながらの童謡なんだと驚き、かわいい歌声に耳を傾ける楽しいひとときでした。 |