【新年のご挨拶】
明けましておめでとうございます。
本年も地域の小児科医院として良質な小児医療と看護を提供していくと共に子どもの発育・成長のお手伝いをしていきたいと思います。 |
【今はやっている病気】
寒くなって普通の咳と鼻水のカゼが一番多いです。12月中旬から熱だけが半日〜1日半のカゼが増えました。乳児がかかると重症化することのあるRSウイルス気管支炎は多くはないものの続いています。嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)は流行中です。ウイルスが複数のため既に2回罹ったお子さんがおられます。感染力は強いですが、子どもでは重症化することは稀なので、消化のよい食事を与えて症状が治まるのを待ちましょう。溶連菌感染症は増えてきています。水痘は流行している園があります。アデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)とマイコプラズマ気管支炎、おたふくかぜ、りんご病はわずかです。麻疹、風疹、百日咳は見ていません。
インフルエンザは、12月中旬に当院でA型を4人診ましたが、増えませんでした。この様子だと、一般的な1月下旬から2月に流行すると思われます。国立感染症センターも同様に予想しています。
<インフルエンザの予想>
広島市での今シーズンのインフルエンザは、A香港型と新型の2種が出ています。新型ウイルスは、昨シーズンからほとんど変異していないので、昨シーズン罹った人は今シーズンは罹らないでしょう。全国的にはA香港型が多く検出されていて、今シーズンはA香港型が流行の中心になると推測されています。流行の大きさの予想は困難です。大きな流行にならなければよいと思っています。
<ヒブ・肺炎球菌・子宮頚がんワクチン無料化>
ヒブ・小児用肺炎球菌ワクチン、子宮頚がんワクチンの補助(無料化)が広島市では1/17から実施されます。
期間:H23/1/17〜24/3/31(予定)
補助の対象年齢:ヒブ(2ヶ月〜4歳) 肺炎球菌ワクチン(2ヶ月〜4歳) 子宮頚がんワクチン(中1〜高1)
※H24/4月からは定期接種化(推測)
※同時接種も可能です。
細菌性髄膜炎は子どものとって非常に恐ろしい病気です。細菌性髄膜炎を予防するヒブ・肺炎球菌ワクチンは欧米では約10年前から定期化され、著しい効果を上げています。適応は5歳未満ですが、罹患児の多くは0〜1歳です。高価なワクチンでしたので、なかなかお勧めできませんでしたが、今回補助で無料になりましたので、小さなお子さんは是非接種をするようにして下さい。
<もり小児科HPのアドレス変更>
12/1よりホームページアドレスが変わりました。
新:http://hw001.spaaqs.ne.jp/mori-ped/
お手数ですが、新アドレスをご登録下さい。 |
【受付より】
1月10日(月・祝)は休日当番医です。 |
【病時保育室みどりキッズより】
昨年一年間のみどりキッズご利用件数1365名、お断りが127名でした。今年も可愛い子供達の為に、より良い保育・看護に努めていきたいと思います。ご利用をスタッフ一同お待ちしています。 |