【今はやっている病気】
全体的に感染症は少なくなっています。一番多いのは咳や鼻水がなく熱だけの夏カゼです。発熱期間は半日〜5日ですが、ほとんどは1〜2日です。熱は39度くらい出ますが、一般状態がよい子が多く合併症もほとんどなく自然に治ります。同じく夏カゼであるヘルパンギーナは7月には多かったのですが、8月下旬には少なくなりました。水痘、おたふくかぜ、アデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)、りんご病も少ないです。嘔吐下痢症もわずかになりました。麻疹、風疹や溶連菌感染症は見ていません。 |
【看護師より】 子供の食中毒について
食中毒は、食あたりくらいの軽いものから、入院するような重症のものまでいろいろあります。今年は特に暑く、また湿度も高い事から食中毒発生も多いように思います。当院でも今年度までにサルモネラ5名、キャンピロバクター42名、病原性大腸菌38名というデータが出ています。いずれも原因は鶏肉や生卵が多かったように思います。「しっかり焼いたのに」となぜ食中毒になったのでしょうと不思議がられる親御さんも少なくなかったです。
一般的にもこれらの原因は、生卵や半焼けのまま鶏肉を食べた等が最も多く、また生野菜からも感染する事もあります。症状としては、激しい腹痛、発熱、下痢(血便)があります。病原性大腸菌の中でもO−157は溶血性尿毒症(HUS)といってベロ毒素を産生し重症化する事があります。当院でも入院したお子さんがおられました。
<食中毒の予防方法>
1. |
肉等、生ものはしっかり加熱調理する |
2. |
肉を切ったまな板は洗って使いましょう(包丁もきちんと洗いましょう) |
3. |
焼肉やバーベキューをする時は子供に半焼けの肉を食べさせないようにしましょう(焼く用の箸は分けましょう) |
4. |
生野菜もしっかり洗う(もやしやカイワレにも多いので気をつけましょう) |
<食中毒の見分け方>
1. |
高熱が出ていないか |
2. |
下痢に血が混じっていないか |
3. |
激しくお腹を痛がっていないか |
4. |
家族内で同時に発症していないか |
これらに該当する場合、食中毒の可能性が高いので早めに受診しましょう。 |
【受付より】 休日当番医のお知らせ
9月26日(日)は当番医です。朝9時から夕方6時までの診療となります。 |
【インフルエンザワクチンについて】
10月1日から接種開始予定です。9月下旬から予約を受け付けます。 |
【駐輪場の設置について】
新しく駐輪場を作りましたのでご利用下さい。自転車が多い場合、倒れる危険性があります。ゆずりあって止めて下さいますようご協力お願いします。 |
【病時保育室みどりキッズより】
病児保育のスタッフ全員で研修会に行き、虐待、乳児の健康管理、手作りおもちゃの大切さについて学びました。これから少しずつですが手作りおもちゃを増やしていこうと思っていますのでお楽しみに!子育てを1人で悩んでいませんか?
身近な人、例えば保育園の保育士さん、かかりつけ医の看護師さん等、話をしてみる事でスッキリするそうですよ。 |