もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
 5月頃から咳や鼻水がなく熱だけが1〜2日あるいわゆる夏カゼが多い状況が続いています。7月は咽喉が赤くなるヘルパンギーナと言う夏カゼがとても多かったです。例年は4〜5日間高熱が出ますが、今年は1〜2日の熱がほとんどです。また夏カゼの1つである手足口病は7月には随分少なくなりました。熱が4〜5日続き咳もひどくなるウイルス性気管支炎や嘔吐下痢症もみられますが、わずかになりました。アデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)は少し増えています。水痘とおたふくかぜは少しですが、続いています。麻疹、風疹や溶連菌感染症は見ていません。
【看護師より】 児童虐待について
 09年度虐待に関する相談件数は4万4210件と過去最悪だったそうです。連日ニュースでも取りざたされ、子供と関わる者としては心が痛みます。家事、育児、仕事等日々のストレスも多い事だと思います。子供が言う事を聞かずに思わずカッとなる事もあるでしょう。いけない事はいけないと教えないといけないし、叩くという行為もしつけという意味では必要な場面もあると思います。私達も幼い頃よく悪い事をしたら、お尻を叩かれたものです。
 ただ、度を越えると行き過ぎた行為になってしまいます。常に客観的に自分をみる余裕と子供と関わる為の努力、認めてあげようとする力が大切だと思います。日々の忙しい中でも、子供の成長を喜べるように、しんどい時困った時は身近な人に相談する、かかりつけの小児科に相談する等して心の負担を少なくしていって下さいね。

《子ども虐待ホットライン広島》
 このホットラインでは、子供に対して感情のままに怒ってしまう事があり、虐待しているのではないかと不安になる、虐待を受けている子供を知っているがどうしたらいいかわからない等子供の虐待に関する相談に専門相談員が応じます。実際にかかってくる内容は「手を出しそうになる」や「我慢できない」等の相談が多いそうです。
 電話番号は082−246−6426
 火・木・土曜日の午前10時から午後3時までです。
【夏休み実験〜おいしいシャーベットの作り方】 
 夏休み楽しんでいますか?おいしく簡単にできるシャーベットの作り方を教えてもらいました。
 1.ビニール袋に氷を3分の1ぐらい入れ、塩をその中に入れる(塩は大さじ2杯ぐらい。)
 2.その中に新しいビニール袋を入れジュースを入れてしっかり縛る。
 3.氷をもむようにシャカシャカふります。
 4.ビニールに入ったジュースをお皿に出して出来上がり!
 おすすめのジュースはオレンジ、コーラ等です。いろいろ試してみて下さいね。
【受付より】 お盆休みのお知らせ
 8月16日(月)〜21日(土)までお盆休みをいただきます。
【病時保育室みどりキッズより】 
 7月18・19日に開催された全国病児保育研究会に参加してきました。講師の先生は「ご家族の方は良くなるであろうと想定して病児保育室にお子さんを預けられます。しかし、病気は悪化する事もあり、その時でも家庭で看ているより早く悪化に気付き対処や処置が1時間でも早くできるように」と言われた言葉にドキッとしました。子供達が楽しく穏やかに過ごせる環境を作ると共に専門性を持ち素早く対応していく大切さを知り大変勉強になった研修会でした。