もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
 インフルエンザは5月ゼロでしたが、6月下旬にB型が2人陽性でした。暑いですので大きな流行にはならないでしょう。5月中ばから咳や鼻水がなく熱だけが1〜2日あるカゼが増えて、6月下旬には発熱での受診の過半数はこのカゼでした。手足口病は5月に多かったですが、6月下旬には随分減りました。ヘルパンギーナは増えてきています。ヘルパンギーナは例年高熱が4〜5日ですが、今年は1〜2日が多いようです。熱が4〜5日続き咳もひどくなるウイルス性気管支炎や嘔吐下痢症も続いていますが、かなり減少しています。一番多いのは普通のカゼです。水痘とおたふくかぜは小流行中の保育園・幼稚園があります。アデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)は増えています。溶連菌感染症はわずかです。麻疹や風疹は見ていません。
【看護師より】 具合が悪い時の食べ物
 子供が急に具合が悪くなった時、食べさせて元気にしなくては!と考えがちですが、具合の悪い時は無理に食べさせなくても大丈夫です。ただし水分は必要ですのでこまめに与えましょう。子供は具合が悪いと一編にたくさん飲んだり食べたりできません。では、どんな物を与えたらいいのか症状別にお話しましょう。

発熱の時・・・
 熱がある時は消化がよく、水分が補給できる味噌汁や野菜スープがいいでしょう。食欲がなくぐったりしているようならアイスやゼリーを少量食べさせるのもいいでしょう。

嘔吐下痢の時・・
 水様便が続いている時は電解質(ナトリウム、カリウム)も失われます。電解質が含まれるイオン水や味噌汁や野菜スープの上澄みがいいでしょう。果汁等の酸味のある物は嘔気を誘発させるのでひかえましょう。

咳のある時・・・
 咳き込んで吐いてしまう事もあると思います。水分を吐くようならゼリーやプリン等でもいいでしょう。冷たい物は喉を刺激し咳を誘発します。つるつると食べられる麺類やお豆腐等がいいでしょう。

口内炎の時・・・
 夏風邪で多いのがこの症状です。熱い物、味の濃い物は避けましょう。噛まなくてもいいヨーグルトやプリン等がいいでしょう。食欲はあるのに痛くて食べられない時には腹持ちのいいイモ類のスープもいいでしょう。
【熱中症予防、水分補給しましょう!】 
 暑いこの時期は、体の水分も奪われます。予防としては、外出する時は帽子をかぶらせ、薄着にし、こまめに水分補給しましょう。外遊びの時は時々室内で休んだり、木陰で休ませたり休息も忘れずに行いましょう。体調が悪い時は無理をせずお家で休みましょう。赤ちゃんもバギーに長時間いると熱がこもってしまいますので、適度に抱っこし、水分をあげて下さい。体に必要な水分を適度に補う事で脱水や熱中症を予防できます。
【受付より】 予防接種の予約状況
 日本脳炎の再開、ヒブ、肺炎球菌等予防接種の種類が増え希望の日にちに予約が取れない事もあると思います。予定が決まっている方は早めのご予約をお勧めします。
【病時保育室みどりキッズより】 
 6月6日に病児保育室の交流会に参加してきました。いろんな話を聞いたりしてきたのですが、1つ気になったのが登録料の事でした。みどりキッズに登録されている方が、他の病児保育室を利用する場合は登録料が免除になりますので、その際にはスタッフにお知らせ下さい。