もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
 インフルエンザは4月にB型がありましたが、5月は何人か検査をしてゼロでした。5月中ばから咳や鼻水のなく熱だけが1〜2日あるカゼが増えました。手足口病は多いですが増えてはいません。ヘルパンギーナは数例診察しました。これから増えるでしょう。減りましたが、熱が4〜5日続き咳もひどくなるウイルス性気管支炎や嘔吐下痢症もあります。一番多いのは普通のカゼです。水痘とおたふくかぜは小流行中の保育園・幼稚園があります。アデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)が増えつつあります。溶連菌感染症はわずかです。麻疹は抗体上昇が1例ありましたが、違うと感じています。
【医療費について】 乳児医療費について
 受診の際、「今日はお金かからないの?」や「今月来たけどまたお金払うの?」等、疑問も多いと思います。広島市では、出生の日から就学前まで乳児医療費の制度を受けられます(所得によって乳幼児医療適応にならない事もあります)。
 診察料として、初診時(月4回まで)に一部負担金500円が必要です。再診は一部負担金がありません。新しく病気で受診された場合は初診ですから、一部負担金500円かかります。期間が短くても新しい病気や別の病気での受診は初診になりますので、一部負担金500円がかかります。
 広島県でも地区によって一部負担金が異なる事もありますので、詳しくはスタッフにお尋ね下さい。乳幼児医療費受給者証は有効期限の確認をお願いします(発行から1年)。なお、有効期限が切れていたり、紛失、忘れた際は2割〜3割いただくようになりますのでご了承下さい。
【受付より】 
 受付の山本が5月いっぱいで退職しました。5月に入っても寒い日があり患者さんも多く、お待たせする事がありました。順番を取られて外出、入室の際にはスタッフに声を掛けて下さい。
【日本脳炎ワクチンについて】
 4月から一部負担金が無料になりました。奨励接種となりましたので、受けていないお子様は打ちましょう!接種券は7歳半までしか使えませんので注意しましょう。日本脳炎は夏の病気ですので、3歳のなったお子様は、今の時期に打っておきましょう。
【子宮頸がんワクチンについて】
 子宮頸がん発症の主要な原因であるヒトパピローマウイルスの感染を予防するワクチンです。10歳以上の女児が対象です。初回とその1ヵ月後、6ヶ月後に計3回打つようになります。費用は1回15,000円かかります。日本人の小児にこのワクチンを接種した所、成人に接種した時よりも高い抗体価が得られました。海外の多くの国では、初交開始年齢前の12歳前後からワクチン接種を推奨しているそうです。高価なものなので悩む所だと思いますが、将来の子供さんを守る為には必要かなとは思います。パンフレットがありますのでスタッフにご相談下さい。
【病時保育室みどりキッズより】 
 開室から7年目となりました。よくご利用頂いてるのは3才位までです。お母さん方も「また来ました」と言われよくお会いします。けれど3才以降になると「お久しぶりです」と言われます。小さくて手のかかる時期は大変ですが少しずつ成長し体力もついてくるので、それまでがんばりましょう。わずかですが、保育室もお母さん方の子育てのお手伝いをさせていただいています。