【今はやっている病気】
新型インフルエンザは2月下旬からゼロになりました。3月にインフルエンザB型を数人診ましたが、増加しませんでした。一番多いのは普通のカゼです。熱が4〜5日続き咳もひどくなるウイルス性気管支炎が3月に数十人いました。増加傾向はありませんが続いています。咳や鼻水のなく半日程度の熱だけカゼもありますが随分少なくなりました。嘔吐下痢症が流行しています。多くの子どもで症状は軽いですが、複数のウイルスがいるようで既に3回くらい罹患したお子さんがいます。水痘とおたふくかぜはわずかに流行しています。手足口病も小流行中です。溶連菌感染症やアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)も極くわずかです。 |
【日脳ワクチンについて】
日脳ワクチンは平成17年春から積極的勧奨に差し控え中でした。しかし、広島県は汚染地区で、国立感染症研究所のHPのQ&Aでも接種を勧めていて、広島市では60〜70%の子どもが接種していました。昨年から新ワクチンができて接種しても大きな副作用がおこないことが分かり、今春から勧奨接種に戻ります。又広島市では790円の一部負担金が必要でしたが、今春から無料になります。
2期は9歳から12歳の間に接種しますが、新ワクチンは2期の接種が認可されておらず、又旧ワクチンは3月中旬以降国内に残っておらず、今接種できない状況になっています。現在急いで治験中だそうで、今夏までには新ワクチンが使用できるようになるそうです。 |
【肺炎球菌ワクチンについて】
今年の3月より、肺炎球菌ワクチンの接種ができるようになりました。このワクチンは、Hibワクチンと同様に髄膜炎を予防したり、中耳炎や肺炎予防効果があります。
<よくある質問>
Q1. |
肺炎球菌ワクチンは打った方がいいですか? |
A1. |
小児の細菌性髄膜炎で最も多い原因菌がHibで次に多いのがこの肺炎球菌になります。重症化予防の為には打った方がいいでしょう。 |
Q2. |
何回打つのですか? |
A2. |
生後2ヶ月〜6ヶ月までは1歳までに3回。生後7ヶ月〜11ヶ月まで1歳までに2回、いずれも追加で1回必要。1〜2歳は、1回目から60日以上あけて追加で1回。2歳以上は1回接種です。 |
Q3. |
打てば一生大丈夫なのですか? |
A3. |
あくまでも、重症化予防です。小さい子ほど抵抗力が弱く重症化になる可能性が高いので予防目的と思ってもらえればと思います。 |
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【受付より】
受付の保田がスタッフになりました。不慣れな点もあるとは思いますがよろしくお願いします。 |
【病時保育室みどりキッズより】
ある小冊子に詩が載っていたので紹介します。
幸せとは「疲れた。ゆっくり寝たい」と思っても仕事があるので無理に起きて冷たい水を頭にぶっかけて顔を洗う。そして起きてみると次々と仕事があって思わず張り切って働く。忙しく働ける事が一番幸せです、とありました。育児に家事に仕事に忙しい毎日なのに、子供が病気でもしたら「こっちも泣きたいよ」と思う日もあるでしょう。へとへとなお母さん=幸せなお母さん・・・、考え方を変えればこうなると思いませんか?そしてお母さん達の「幸せ」のお手伝いをさせてもらう私達スタッフもがんばりたいと思います。 |