もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
 新型インフルエンザは6月末で広島県内では10人発生しています。今秋から冬かけて大きな流行になると推定されていますが、病気の重症度は季節性インフルエンザとほぼ同等のようなので、健康な子どもにとって過度な心配は不要と思われます。早寝・早起き・運動で備えましょう。普通のインフルエンザは6月上旬までありましたが中旬以降なくなりました。夏カゼと思われる熱だけ1〜2日の風邪が増えてきました。咳や鼻水がある普通の風邪も多いです。熱が5〜6日間続くウイルス性気管支炎も少しみられています。嘔吐下痢症は1日1〜2人ですが未だ続いています。水痘とおたふくかぜは流行している保育園・幼稚園があります。溶連菌感染症は減少傾向です。アデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)やりんご病は少しです。麻疹、風疹は見ていません。
【看護師より】 水分補給と体調管理
 いよいよ夏がやって来ましたが、みなさんは正しい水分補給の方法を知っていますか?普段の生活の中でも人間は汗をかいたりし、体の水分量は減ってきます。出してしまったら補わないと体の調子は悪くなります。人間の体は水分でできており、大人が60%に対して子供は80%近くが水分です。また、子供は大人の3倍も汗っかきなので、失われる水分量も多いのです。しかし、ただ水を飲めばいいというのではありません。水だけでは吸収のスピードが遅い為、脱水時や運動時等は塩分と糖分も必要になってきます。飲むタイミングですが、寝る前・起きた時、毎食中、入浴前後、運動時(遊び)は運動前・中・後に200ml弱ぐらいの水分を摂るように心掛けましょう。日常ではお茶や水でかまいません。ジュースは糖分の取りすぎにより虫歯や肥満の原因になります。与えすぎに注意してあげましょう。乳児の場合は、母乳やミルクでかまいません。離乳食の時や遊びの合間にお茶等で調節しましょう。
体に必要な水分を適度に補う事で脱水や熱中症を予防できます。これからの季節、子供さんの水分管理も忘れずにしてあげて下さいね。

自宅で作れる経口補液:砂糖40g、食塩3gを湯冷まし1L(1000ml)で溶かす。グレープフルーツやレモン汁を入れると飲みやすくなります。運動時や病気の時、お金もかからず便利です。
【スタッフの風邪対策】
 看護師の熊原です。私は実は風邪をよくひきます(泣)。一応、こじらせないように工夫しています。アロマテラピーの資格を取りました。風邪にお勧めの精油はティツリーです。お湯に1滴たらして吸入すると心も体もリフレッシュします。あとは、ヒップホップを習っています。音楽に合わせて体を動かし、これまたリフレッシュです。
【受付より】 受付の提示物について
 診察券の提示をお願いいたします。提示されないと順番が遅れる事があります。また、月初めや久しぶりに来られた方は保険証と乳児医療証の提示もお願いします。乳児医療証は有効期限がありますのでご確認下さい。
【病時保育室みどりキッズより】 
 先月はおたふくでのご利用者が多く、5歳のT君もその1人。よく喋り、よく遊ぶT君ですが、寝る時には大事な“ふわふわ(毛のような物)”をいつもご持参でした。治癒証明が出たとわざわざ2階に報告に来てくれ、その時にも“ふわふわ”はポッケの中に(笑)。お子さんにも持っていると安心な物ってありますか?