【今はやっている病気】
今シーズンのインフルエンザは1月中旬がピークで2月中に少しずつ減少し、3月は一部の保育園・幼稚園のみの小流行でインフルエンザ2〜3人/日程度が続きました。3月はA型とB型が半々でした。4月中に終息すると思っています。いわゆる咳や鼻水の普通のカゼも減少しています。咳や鼻水がなく1日熱のみカゼは日に数人受診されています。嘔吐下痢症は3月下旬から減少しています。水痘は流行している保育園があります。おたふくかぜは2月に2人受診があり、3月に小流行となった保育園・幼稚園がありました。溶連菌感染症やアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)は多くないですがあります。気管支炎が重症化するRSウイルス感染症、りんご病、麻疹、風疹は見ていません。 |
【看護師より】 Hibワクチンについて
ヒブワクチンとは、Hib菌(ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型)に対するワクチンの略です。Hib菌は乳幼児の髄膜炎を起こすことがあります。それを予防するのが、ヒブワクチンです。このワクチンは世界の多くの国で使用されていますが、やっと日本でも今冬から接種できるようになりました。細菌性髄膜炎の初期症状は発熱や嘔吐、けいれん等でカゼの症状と似ており、早期に診断するのは難しい病気です。ほとんどは5歳未満の乳幼児で、特に生後3ヶ月から2歳まではかかりやすいので注意が必要です。日本ではHib菌による細菌性髄膜炎が年間600人の感染が報告されておりうち30人前後が死亡、後遺症として知能障害、聴力障害、てんかん等があります。
この病気は全員が罹る病気ではありませんが、罹った場合は重症化する病気なのでワクチンを接種した方がよいと考えられます。現在問題点が2つあります。1つは、ワクチンの供給量が少なく予約をいただいても2ヶ月程度待って頂かなくてはいけません。それと日本では未だ任意接種なのでお金がかかります(当院では1回7500円)。接種年齢は初回免疫として生後2ヶ月から7ヶ月になるまでに接種を開始し、4〜8週間隔で3回(7ヶ月から1歳未満は2回)追加免疫として1年後に1回接種します。1歳以上は1回です。Hib菌の髄膜炎は2歳までに多いのでの、2歳までのお子さんにお勧めしています。
ヒブについてはわからない事も多いと思います。お気軽に相談して下さい。 |
【スタッフの風邪対策】
看護師の西浦です。私の風邪予防対策として、今はまっているのが、骨盤体操です。体が軽くなっていいですよ。他には、食事として、お茶や果物類をよく摂取するようにしています。また代謝によいといわれる食材類を、なるべく料理に取り入れて作るように心がけています。後は仕事後の念入りな手洗いとうがいですかね。自分にあった健康管理方法をみつけていったら意外と楽しいですよ。 |
【受付より】 アイチケットについて
アイチケット(オンライン予約)が名前や診察券番号を毎回入力しなくていい等、より使いやすくなりました。受付前にあるパンフレットをお読み下さい。ただしログインが必要となります。 |
【病時保育室みどりキッズより】
進学進級の季節ですね。小学生になられても3年生までご利用頂けます。「お兄ちゃ〜ん、お姉ちゃ〜ん」と小さい子供達に親しまれています。 |