もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
 インフルエンザは1月になって増え始め中旬には毎日10人以上が検査陽性になりました。1月19日の陽性30人がピークで以後陽性が減少し始めました。2月はだらだら陽性が続くか、別の型のインフエンザが増えるかもしれません。1月のインフルエンザはほとんどがA型で、B型はわずかでした。広島市感染症情報センターでのウイルス分離ではAソ連とA香港が検出されています。毎年2種類のインフルンザが流行することが多いので2月以降は別のA型かB型が流行るかもしれません。引き続き、規則正しい生活、帰宅時のうがいやマスクの使用が必要です。インフルエンザ以外ではいわゆる咳や鼻水の普通のカゼも多いです。一方咳や鼻水がなく発熱だけのカゼも1日に数人の受診が続いています。9月下旬からあった気管支炎が重症化するRSウイルス感染症は、1月は数人のみでした。嘔吐下痢症は1月もみられましたが随分減少しました。溶連菌感染症も減少しています。水痘は流行している保育園がありますが患者数は減っています。おたふくかぜ、熱だけの病気であるアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)、りんご病はわずかです。麻疹と風疹は見ていません。
【看護師より】 インフルエンザについて
 インフルエンザは、高熱・体のだるさ・咳・鼻水等の症状があります。重い合併症として脳炎や肺炎等があるので十分な注意が必要です。これまでの患者さんの傾向をみてみると、個人差はありますが、比較的熱も続かずに咳・鼻もひどくないように思います。これからかかってしまった患者さんが、これと同じかはわかりませんが、少しでも早く治るように親御さんの温かい看病が何よりの子どものお薬です。

1. 安静にするのが一番ですが、子供はじっとしていませんので、一日中布団の中にいる必要はありませんが、くつろいだ状態で家にいるようにしましょう。また、睡眠を十分にとれる環境を作ってあげましょう
2. 水分補給をこまめに与える
3. 高熱が続く時は解熱剤を使い体力の消耗を防ぐ
4. 消化の良い食べ物(うどん、おかゆ等)を少しずつ与える
5. 咳、鼻がひどい時は水分を与え、お部屋の加湿をし気管支を潤わせてあげる
6. マスクは冷たい空気や埃から喉を守る効果があり、他の人に移さない為にも効果があります
7. タミフル等の抗ウイルス薬は副作用の問題があり当院では極力使用はしていないようにしています
ワクチンを接種していた子どもさんは受けてない子に比べて症状は軽いように思います。
【受付より】 隣接の駐車場の利用について
 車で待ち時間を過ごされる方は、順番になる前に(3番前くらい)入室の方をよろしくお願いします。おられない場合は後回しになる事がありますのでご了承下さい。また、入室されたらスタッフに必ず声をかけて下さい。
【病時保育室みどりキッズより】 
 小学1年生のお姉さんにくっついて遊んでいた2歳7ヶ月のNちゃんは、保育士がお昼寝前にトイレに何回誘っても返事は「いや!」。そこでお姉ちゃんに連れてもらう?」と聞くと「うん!」と笑顔でトイレに行きました。次の日は自分から進んでトイレに行きました。子供の成長した姿を見る事ができ、うれしくなりました。