もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
 インフルエンザは、1月下旬から増えてきて、2月上旬がピークでした。2月中旬からは少しずつ減少をしてきています。ほとんどA型で、B型は数名です。A型に2回かかったお子さんが3〜4人おられ、Aソ連とA香港と思われます。今年のインフルエンザはどの型も症状の重症化はほとんどありません。抗インフルエンザ薬(リレンザやタミフル)を使用しないでも軽く済んでいるお子さんが多いようです。インフルエンザ以外では嘔吐下痢症が2月半ばから増加してきました。熱が高くなることが多くなりましたが、嘔吐は短期間で終了する子がほとんどです。溶連菌感染症と水痘が少し増えました。12月に多かった気管支炎を起こすRSウイルス感染症はなくなりました。高熱が続くアデノ感染症(目が赤くなればプール熱)やりんご病は極わずかです。百日咳と思われる子が何人かおられました。おたふくかぜはほとんど見ません。
【看護師より】  ☆病院を受診する目安☆
 最近、病院に行こうか迷っているという電話相談をよく受けます。初めてのお子さんや病状が思わしくない時等、心配は大きいと思います。今回はどんな時に受診した方がいいかを書いてみようと思います。
 まず、お子さんの顔色、活気、機嫌、水分が取れるか、排尿があるか観察して下さい。「あれ?いつもと様子が違うな?」と親御さんの直感を信じてみて下さい。子供は病気をうまく言葉で伝える事ができません。親御さんがお子さんのSOSにしっかりと気付いてあげるのが大切です。
1. 熱が39度以上になってぐったりしている
2. 咳がひどく顔色が悪い
3. 嘔吐、下痢が激しく水分が取れない
4. 生後3ヶ月以内の発熱は早めに受診をする事
5. 熱が続いたり、症状の改善が見られない時

 心配とは思いますが、落ち着いてお子さんの病状を観察し、受診する際にはできれば詳しく状態を知らせて下さい。実は、この情報こそ子供の病気を見つける上で大切なのです。我々スタッフも、子どもさんの病状を正確に把握し、対処できるように問診の時にはたくさん聴く事もありますのでご理解下さいね。早く、元気になってかわいい笑顔が見られるようになるといいですね。
【もりニュース】 〜インフルエンザ流行について〜
 インフルエンザが保育園、小学校で流行が続いています。予防は、まずは手洗い・うがいです。帰宅時は家族みんなで習慣にして行いましょう。
【受付より】 麻疹・風疹ワクチンについて
 年長さんのお子様は、昨年春に接種券が送られていますので、今月中忘れずに接種しましょう。4月以降になると、券が使えませんので自費で8千円となります。ご注意下さい。

☆新しいスタッフが加わりました☆
2月より、受付の福本が新しく研修生としてもり小児科の一員になりました。どうか温かい目で見てあげて下さい。
【病時保育室みどりキッズより】
 先月より、インフルエンザのお子さんが増えてきて、利用をお断りする事があり、大変申し訳なく思っております。当病児保育室がいっぱいの時は他の病児保育室に紹介できる場合もあります。