もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【新年のご挨拶】
 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
【今はやっている病気】
 インフルエンザは、11月半ばから1日1人くらいの患者さんが来られています。安芸区や佐伯区では患者さんが大変増えていますが、南区ではゆっくり増加しているようです。A型がほとんどです。5年前も12月から流行し、1月に大流行になりました。年明けには注意が必要と思います。今年のインフルエンザの症状は、特にひどくはなく例年通りです。インフルエンザワクチンを接種したお子さんもインフルエンザに罹っていますが、早く解熱する傾向にあります。インフルエンザ以外では気管支炎を起こすRSウイルス感染症がとても増えています。12月はインフルエンザの3〜4倍は患者さんがおられました。3〜4人は気管支炎や喘息様気管支炎で入院となりました。嘔吐下痢症も12月多かったです。嘔吐下痢症のウイルスが2種類はいるようで、12月に2回嘔吐下痢症に罹ったお子さんが数人おられました。でも今回は症状が軽い子が多い印象です。高熱が続くアデノ感染症(目が赤くなればプール熱)も12月は少し多かったです。水痘、溶連菌感染症が多くないものの見られています。
【看護師より】  〜インフルエンザについて〜
 昨年、10月頃からインフルエンザA型(ソ連A)の小流行がみられています。インフルエンザの症状としては、突然の高熱、頭痛、咳、関節痛等があります。熱が下がっても、完全に元気になるのに10日〜2週間かかります。例年まで陽性であれば、抗ウイルス薬(タミフル)が処方されていましたが、タミフルの安全性が十分に確立されていない為、当院では使用していません。代わりに、小学生ぐらいのお子様にはリレンザという吸入薬を使う事もあります。熱は個人差もありますが、2〜3日高熱が出て、その後、咳が続きます。ワクチンを受けられてインフルエンザにかかったお子様もいましたが、比較的症状は軽い様に思われます。ワクチンをがんばったので、効果があればいいですね!!
 次にケアとしては、安静が第一です。そして体を温め、水分をこまめに与え、解熱剤を上手に使ってあげて下さい。又、部屋の加湿、栄養価の高い食事を与えてあげて下さい。睡眠を十分にとれる環境を作ってあげましょう。お薬は、咳、鼻に効くものが処方されるので忘れずに飲ませてあげて下さい。保育園、学校へ行くのは2日間熱がなければ可能です。
【もりニュース】 〜さようなら、ポッポちゃん〜
 開院以来、みんなに愛された機関車のポッポちゃんがついに壊れてしまいました。ポッポちゃんは、みんなを乗せて走るのが大好きでした。
【受付より】 患者さんへのお願い
 患者さんが増え、待ち時間が長くなってきています。携帯での予約もできます。
 又、車でお越しの患者さんには、なかなか駐車できずにご迷惑おかけしています。
 1月6日(日)は当番医です。
【病時保育室みどりキッズより】 
 12月は、嘔吐下痢症、水痘、感冒、インフルエンザの4種類の疾患があり、6人の病気の子供さんをお預かりできず、心が痛んでおります。
 尚、新年は、1月7日からお預かりできます。