もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
 インフルエンザは10月末にA型が1人陽性になりました。その後しばらく陽性はなかったのですが、11月半ばから末までに10人にA型が陽性になりました。インフルエンザは12月下旬から患者さんが出る年が多いので、今年は早いと思います。11月末から寒くなってきましたので、流行の始まりが早いかもしれません。気管支炎を起こすRSウイルス感染症が11月に増えました。患者数は昨年の2割程度ですが、小さい子は重症化しやすい病気ですので12月も注意が必要です。鼻水、咳や痰を伴う普通のカゼのお子さんがとても増えましたし、なかなか良くならない子も多いように感じます。また、11月下旬から嘔吐下痢症も増えました。でも今回は症状が軽い子が多い印象です。水痘、溶連菌感染症、高熱が続くアデノ感染症(目が赤くなればプール熱)が多くないものの見られています。おたふくかぜ、りんご病はほとんどおられません。
【看護師より】  〜嘔吐の時のケア〜
 11月頃から、嘔吐下痢症が増えてきた影響か、嘔吐を症状とされる患者さんが増えてきました。咳き込んで吐く、高熱で体温中枢が刺激されて吐く、嘔吐下痢症にかかって吐く等、子供さんによって原因は様々です。いずれにせよ、子供にとって吐く事はしんどいだろうと思います。 
 まずは、吐いた時は身体を横にして安静にし、静かな環境を整えてあげましょう。吐物は速やかに片付け、部屋の空気をきれいにしてあげましょう。又、脱水にならないよう水分をこまめに与えてあげましょう。この時のポイントとしては、一度にたくさんあげるのではなく、コップ1cmずつくらいを少しずつあげて下さい。嘔吐下痢症の嘔吐であれば、半日ぐらいで治まるでしょうが、吐き気が続くようなら、吐き気止めを使ってあげてもいいでしょう。食事は離乳食の様な軟らかい物を少しずつあげましょう。
 唇が乾いている、おしっこがでない、活気がない等様子がおかしい時には再診して下さい。
【麻疹完全排除を目指しての試み】
 今年の麻疹の集団発生を受け、来年度より、中学1年生、高校3年生を対象に、麻疹風疹混合ワクチンを接種するようになる案があります。もしこの案が決定すれば、対象者には、来年春以降に市から接種券が送られてくるでしょう。詳しくはスタッフにお尋ね下さい。 
【受付より】 患者さんへのお願い
 インフルエンザのワクチンの接種が重なって、待ち時間が長くなってきています。携帯での予約もできます。予約不可能な時間帯もありますので、ご注意下さい。
 又、車でお越しの患者さんには、なかなか駐車できずにご迷惑おかけしています。ご協力お願いいたします。
【子供たちの待ちにまったクリスマス】
 もうすぐクリスマスですね。親御さんもプレゼントは何にしようかと迷われていると思います。子供達の素敵な笑顔が見れるといいですね。
【年末年始の休日のおしらせ】
 12月30日〜1月4日までお休みをいただきます。
【当番医のおしらせ】
 1月6日(日)は当番医です。具合が悪くなられたら受診して下さい。
【病時保育室みどりキッズより】 
 病児保育室も12月29日(土)まで開いています。ご利用下さい。