もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
 咳や鼻水といったカゼ症状のない38〜39度の熱だけのお子様が夏の間続いて受診されています。一般状態はよいことが多く、発熱期間は大体1日くらいです。夏カゼの1種です。咽喉が赤くなったり、口内炎ができたり、発疹ができる夏カゼのヘルパンギーナや手足口病もおられますが多くはありません。高熱が続くアデノ感染症(目が赤くなればプール熱)は極わずかです。水痘、おたふくかぜ、溶連菌感染症はほとんど見ません。りんご病が少しおられます。嘔吐下痢症も多くはありませんが、続いています。
【看護師より】  〜子供に多い事故(誤飲)について〜
 子供は好奇心でいっぱい!手に触る物は何でも口に入れてしまう。日本中毒情報センターには年間3万件の相談が寄せられるそうです。年齢的に多いのが、よちよち歩きや伝い歩きができるようになる生後10〜11ヶ月です。自我が芽生えいろんな物に興味をもつ1歳代にも多いです。
誤飲物としては、たばこが1位でしたが、禁煙に伴い化粧品が首位になったそうですので、親御さんも気をつけて蓋を忘れずに閉めるようにしましょう。又、ボタン電池等は飲むと致命傷になる事もあるので、おもちゃの電池は簡単に開けて出せないようにしておきましょう。子供は危険を予測できません。子供の安全を守るのも親の役目です。子供が安心して過ごせる環境づくりをする事が親御さんにとっての安心につながってくると思います。
ちなみに、当院でも魚の骨、梅干の種等の誤飲がありました。当院で処置が困難な場合、耳鼻科に行っていただく事もあります。

☆もしも誤飲してしまったら☆
広島中毒119番: TEL 0120(279)119
    082(248)8268
平日 9:00〜17:00/土曜日 9:00〜12:00
日曜、祝・祭日、年末年始お休みです
【その他】 日本中毒情報センター24時間対応
TEL 072−727-2499(情報料無料)
【母乳育児のパンフレット作成しました】
 母乳が足りてるかどうかの不安等を解消するきっかけになればよいと思います。パンフレットがありますので、スタッフに声をかけて下さい。 
【受付より】 ワクチンに関するお知らせ
 引き続き、12〜13歳で受ける二種混合ワクチンの不足に伴い、日にちを制限させてもらっています。9月は20日の木曜日に接種予定の方はご予約お願いします。尚、日本脳炎ワクチンも不足して、予約が取れない状況になっており、ご迷惑をおかけしています。10月頃には状況が変わる事もございますのでスタッフに声をかけて下さい。
【病時保育室みどりキッズより】 
 病児保育に勤務している看護師(師長)は、小児科経験が長く、県病院の小児科外来、小児病棟の師長でもありました。今は定年退職後、もり小児科を支えてくれている一人です。長年、小児と関わってきているのですが、病児保育でも児と関わる中で再発見、驚きも多々あるそうです。師長さんを見て「ばばちゃん、ばぁば」と呼ばれるのが、とっても嬉しいという事です(^^♪  先月は、嘔吐下痢症、インフルエンザA型と冬に多い病気のお子様をお預かりする事が多かったです。