【今はやっている病気】
麻疹は全国的にピークを過ぎたそうです。広島でも6月下旬から麻疹の情報がなくなりました。咳や鼻水がなく熱だけのカゼのお子さんが5月から多いです。咽喉が赤くなったり、口内炎ができたり、発疹ができて、ヘルパンギーナや手足口病と考えられるお子さんもおられますが、大半ははっきり診断できない熱だけの夏カゼです。熱は39℃くらいの高熱ですが、1〜2日で下がります。インフルエンザが6月に4人、7月に2人おられました。6〜7月のインフルエンザが初めての経験でした。嘔吐下痢症も冬の病気ですが、7月半ばから少し増加しています。水痘や高熱が続くアデノ感染症(目が赤くなればプール熱)は多くないものの見られています。リンゴ病や溶連菌感染症は少ないですがおられます。 |
【看護師より】 〜夏カゼについて 〜
夏カゼとは、咳や鼻水などのいわゆるカゼ症状が乏しく熱だけのカゼです。咽頭が赤くなり口内炎ができるヘルパンギーナ、手や足や口腔内に発疹ができる手足口病、高熱だけが1〜2日続くカゼ、アデノウイルスによるカゼ等があります。
夏カゼの原因はウイルスによるもので、特効薬はありません。
<もしも夏カゼにかかってしまったら・・・>
☆ヘルパンギーナ・・・喉に口内炎ができ、熱いものやしょうゆのような刺激になる食事はやめましょう。冷ましたお茶や、プリン、ゼリー等で脱水を防ぎましょう。安静にしていれば3日ぐらいで治ります。喉の痛みは1週間ぐらいかかる事もあります。水分はこまめに与えてあげて下さい。 |
☆手足口病・・・手、足(今年は肘、膝に多い)、口(今年は舌先に多い)に発疹ができます。ヘルパンギーナと同様の対処方法でみてあげて下さい。 |
一般に夏カゼは、突然の高熱が出て親御さんも心配かとは思いますが、重症化する事はほとんどありませんのでご安心下さい。まれに熱が続く事もあるので、その時は再診して下さい。ちなみに、ウイルスの潜伏期間は2日前後です。 |
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【病児保育の勉強会に参加してきました】
子育てに関してについてお話します。子供の心身が健やかに育つ為には、発達段階(年齢)に応じ、体験すべき事を体験するのが大切であると言われています。つまり、単に言葉で教えるのではなく体で感じる事が必要です。汚すから、時間がかかるからと、ついつい親は手を出しすぎがちになってしまいますが、自分でやりたい時期に手を出しすぎると、自分から何もできないような子になってしまいます。大変かもしれませんが、年齢に応じて自分の事は自分でできるようにお手伝い(応援、見守る)するのが、子供にとってはよい経験、自信につながるのです。 |
【受付より】 ワクチンの不足についてのお知らせ
11〜12歳が接種年齢のDT(ジフテリア・破傷風)ワクチンが今国内で不足しており、入手困難になっています。その為、月1回10名に限り予約を受けていますので、スタッフにお問い合わせ下さい。8月は23日のみの受付です。
☆お盆休みのお知らせ☆
8月13日〜18日までお盆休みとさせてもらいます。公共の病院は通常通り開いております。 |
【病時保育室みどりキッズより】
7月15・16日に博多であった全国病児保育研究大会に保育士・看護師が1名ずつ参加しました。そこで、病気の症状への対処や中毒事故、遊びの事について学んできました。みどりキッズでも生かせるようスタッフ間でも学びを共有します。 |