【新年のご挨拶】
あけましておめでとうございます。今年で開院して7年目となります。常に親御さん、子供さんの目線にたって診療が行えるように、スタッフ一同、初心を忘れずがんばっていきたいと思っております。近年、子どもを取り巻く環境は変化しており、子育てにおける不安も大きいと思います。子育てのサポートもしていきたいと考えているのでご遠慮なく育児についてのご相談も下さい。 |
【今はやっている病気】
RSウイルスによる気管支炎が11月末から流行しています。痰が粘調で呼吸が苦しくなったり、咳が激しく睡眠が妨げられたり、ゼイゼイがひどくなることもあります。熱は4〜5日持続し咳は10〜14日間続きます。RSウイルスに効く薬はないので、痰を切る薬や気管支拡張剤で治療をします。水分摂取や部屋の加湿も治療上重要です。ノロウイルスによると考えられる嘔吐下痢症が10月から流行しています。今シーズンは感染力が強く大人の方もたくさんかかられ、社会問題になっています。子どもでは毎年流行している病気であり、今シーズンの嘔吐下痢症の症状は例年と同じ程度で今シーズンがひどいことはありません。数日の経過で自然に軽快します。この嘔吐下痢症は12月末から減ってきました。その他熱だけが1〜2日のカゼもまだ見られています。水痘や高熱が続くアデノ感染症(目が赤くなればプール熱)
、溶連菌感染症も小流行しています。インフルエンザは12月中旬にB型が1人おられましたが、その後は見られていません。 |
【看護師より】 〜RSウイルスについて〜
RSウイルス感染症は、乳幼児がかかりやすい病気です。症状(高熱、粘り気のある鼻汁、湿った咳)とRS検査キット判定にて診断します。生後6ヶ月までの子どもさんがかかるとひどい咳と粘い痰で呼吸がしんどくなる細気管支炎になる事があり注意が必要です。
家庭でのケアとしては、痰が軟らかくなるように水分補給と加湿、内服薬を確実に飲ませる事、発熱時の対応等ありますが、いずれにしても十分に休息できるような環境づくりが必要です。熱が続いたり、咳が長引いたりと親御さんも心配でしょうが、完治までには2〜3週間かかります。親御さんもダウンしないように気長に病気が治るのを待ちましょう。水分が取れなくなったり、熱が長く続くようであれば入院しなければならない可能性もあるので再受診してください。 |
【ノロウイルス大流行!?】
ノロウイルスとは、ウイルス性胃腸炎の原因の一つであり、俗にいう嘔吐下痢症の事です。今年は特に拡大がひどく、空気感染でもあるので防ぎようのない面もありますが、基本の手洗い、うがいは忘れないようにしましょう。また、吐物や便の取り扱いにも注意しましょう。消毒は次亜塩素酸系(ミルトン、ハイター他)、または熱湯(85℃以上で1分間)が有効です。当院でもおもちゃ、トイレの消毒をしております。 |
【受付より】 よろしくお願いします。
昨年の12月より専門学校で医療事務を勉強している学生さんが当院受付にアルバイトにきています。不慣れな点があるかと思いますが、どうぞ温かい目で見てくださいますようお願いします。 |
【病時保育室みどりキッズより】
ご利用の多い時期になりました。ご利用できない場合は、他の病児保育室への紹介制度がありますのでご相談下さい。 |